クロアチアのダルマチア地方(旧ユーゴスラビア)で生まれた犬で、
18世紀中頃からダルメシアンの名で広まりました。
この犬の先祖については色々な説があり
姿からイタリアのポインターとグレートデンが交配してできた犬である
という説、
または、古代エジプトやギリシャの彫刻に刻まれている犬である
という説
そして、近年は、起源はインドであって、そこからギリシャに伝わった
という説、などがあります。
獣猟や鳥猟の猟犬として、または牧畜や番犬として
人間のお手伝いをしていました。
また、盗賊から馬車を守る護衛犬としても活躍して、
人が多い所では馬車の先頭を走って先導をしました。
フランスやイギリスの絵画に1台の馬車と
数頭のダルメシアンが描かれている作品がありますが
エジプト時代の版画にも馬車とともに走っている姿が登場します。
アメリカでは現在でも消防署のマスコット犬として使用されていますが
消防車が馬車であった時代には先導犬として活躍しました。
私は火災現場でのこの犬たちが活躍した話や
火事を予知する能力の話を本やテレビで知り、
この犬に憧れた時期がありました。
ディズニー映画の101匹わんちゃんの主人公として
とても有名になりました。
子犬は生後2週間位までは真っ白ですが、成長にしたがい
だんだんと黒、又はレバー色の斑点が出てきます。
細身でスラーッとしていて、きびきび動く子が多いので
ちゃんとしていれば、見栄えが良く、かっこいいです。
※上の写真は「犬の家庭教師」にて
掲載されています。
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