名前に「オールド」とついていますが、
200年位前に誕生した新しい犬です。
シープとは羊の意味です。
祖先の詳しい事ははっきりとはしていませんが、
ヨーロッパにいた牧羊犬がスコットランドに渡り、
そこにいた犬たちと交配してできた、
という説があります。
牧羊犬とされていますが、ボーダーコリーなどのように
羊を追いかけ走って群れをまとめるのではなく、
家畜に後について守ったり、群れをまとめたりする
「群れ追い犬」として人間のお手伝いをしていました。
鉄道が無かった時代に牛を移動させることは
とても大変な事だったので、この犬はとても重宝されました。
ボブ・テール(尾無し犬)という別名がありますが、
昔のイギリスでは家畜商人の犬は税金が掛かったので、
税金を納めた印として断尾をしていたからです。
毛は羊の毛に似ていて、紡いで糸にする事ができたので
織り物や手袋が作られる事もありましたが
値段が高くつくので売り物にはなりませんでした。
アメリカでは子守り役の犬、ナニー・ドッグと呼ばれています。
ナニーとは「欧米における幼児保育のスペシャリスト」の事です。
毛の色はグレー、ブルーまたはブルーマールに白い斑点か、
白にブルーマールの斑が入った色です。
顔の毛は目を隠す程に生えているので
この子は前が見えてるのかな、と心配になります。
あと、しつけ・訓練の時に犬の表情、特に目の感じで
その子が何を思っているのか判断する時があるのですが
この犬は目を見ての判断が難しいです。
個人的な意見ですが、前方がしっかりと見えるようにする為にも
少しでもいいから目の周りの毛は切った方がいいかもしれません。
※上の写真は「犬のしつけ(教育)方針」にて
掲載されています。
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