この犬の祖先は、古代ローマ軍が
今のドイツに攻める時に一緒に連れていった
古い犬種であると言われています。
またチベタン・マスティフという犬が
祖先だとも言われています。
古代ローマ軍が占領した南ドイツ地方の住居跡から
赤いタイル(ロット・ワイル)が発掘されて
この地域が赤いタイル地方(シュヴァーベン・ロットヴァイル)
と呼ばれるようになりました。
「ロットヴァイル」とは英語では「ロットワイラー」と読みます。
これがこの犬の名前の由来であると言われています。
この犬は軍の遠征時に、食用の牛を守り
夜の間は番犬として人々のお手伝いをしていました。
ドイツに定着してからは、牧羊犬、牧畜犬として活躍して
特に家畜業者が飼っていたので
「肉屋の犬」とも呼ばれていました。
ドイツは19世紀の終わりになると、交通の妨げになる
犬の家畜の移動を禁止しました。
そのために、ロットワイラーの数が
減ってしまった時期もあります。
一時期は護身犬として薬物密売業者や犯罪者に
悪いように飼育されていたこともあります。
毛の色は黒色に、さび色から
マホガニー(センダン科の常用大高木)色の
斑点が入っています。
筋肉ムキムキの見た目から怖い印象を受けますが
活発で元気いっぱいなお茶目な子が多くて
しっかりとしつけ訓練を行えば
とても良いパートナーへとなります。
力があるのでしっかりとコントロールを
しなければなりません。
※上の写真は「犬のしつけ(教育)方針」にて
掲載されています。
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