ジャンル>七並べ式

プレイ人数>2人
プレイ時間>30〜40分


LOST CITIES/ロストシティ

Kosmos
Reiner Knizia作


ストシティのテーマソング(手のひらに旅カード)

僕らはみんな生きている 五つの国を又にかけ
僕らは遺跡探検隊 カード並べて 歩くんだ

手のひらに旅カード 何が出るかな
でっかい遺跡だ 最後に旅賃だ

1に勝負 2・4は浅い 5・6まぁまぁ
8でようやくあと一歩 だけど 既に10置かれてる

(大きな声で元気よく歌いましょう!)



くだらん歌なんか歌ってる場合じゃないわ。

5種類のカードを、砂漠・ジャングル・雪山・海底・火山帯、
盤に描かれている5つのエリアごとに並べて、カードの得点を競い合うゲームである。

 


ジャングルのカード。マヤマヤ〜 絵は美的。
カード上の数字がそのまま得点になる。
カードを並べる際、今まで並べたカードより大きい数字のカードを出すのがルール。
既に並べたカードは順番を変えたり、取り外すことは出来ない。

 


こんな風にカードを並べて得点を増やしていく。山札(左)がなくなり次第終了。
ボードの上にのってるのはエリアごとの捨て札。これは拾って再利用できる。

流れはカードを出して引くの繰り返し。このルール結構しんどいんですけど。
「カードを出す」はエリアにカードを並べるか捨てるかで、
「カードを引く」のは山札か捨て札置き場、どちらでも構わない。

それぞれのエリアのカード(2〜10)は1セットずつしか無い。
1のカードは勝負カード。得点の合計が勝負カード1枚につき2倍入る
2枚で3倍、3枚で4倍。一見美味しいように見えるカードなのだが・・

 

 


もくもくとゲームが進んでいく

このゲーム、最大の恐怖は最後の得点計算にある。
それは探検コストと呼ばれる-20の減点材料だ。
これは一つのエリアにカードを一枚でも置くと発生する。
このコストを賄えるだけのカードを重ねていかなければ、最悪大赤字と化す。
計画的にカードを重ねている途中でゲームが終了してしまったときには
痛い仕打ちだ。逆にカードを置かなければ発生しない訳だが・・・ここが難しい。

前に述べた勝負カードもこの探検コストを考えると効果が素晴らしく悲惨に変わる。
例えばひとつのエリアの合計が10だとしよう。探検コスト-20がかかる、小計-10。
そこに勝負カードが1枚入ると2倍だから合計-20になるのだ!勝ち目は無いだろう
まさにこれは勝負カード!初心者にはお勧めできない。
と言いつつ使っている俺。

 

砂漠を我先と突っ走る俺と彼女。
先ほども述べた通り、それぞれの2〜10のカードは1セットずつしか無い。
もう置いたもん勝ちなのだ。
戦略として相手が必要としていそうなカードをわざと持っている手もある。

 


8を置いて山札を引いたらなんと7が出やがった!
うがぁ!もうどうすることもできない。
こういう時間差で来られるとガクンと来るね

 

山札が尽きるのも時間の問題である。これが無くなるのが意外と早い。
このあたりになると山札から取らずに捨て札置き場を活用して、
山札をなるべく減らさないよう勤める。
競っていた2人も自然に団結して
極力時間を延ばそうとする。
涙がましいぜ。

 


彼女「はいジャングル終了」
俺「ンムムムムムムム・・・・(怒)」

ジャングルの10を彼女に置かれ先を越された。ブルーだな
時期が遅いが海底探査に乗り出す。もう賭けだぜ!コストがなんだっ

 


彼女「あーもういいやっ!」
痺れを切らした彼女が最後の一枚を引いた瞬間

ピョ〜〜〜!

〜探索終了〜

あぁ!まだ海の10置いてないんに!

彼女「これって最後の一枚は置けないの?」
(火山10を見せる)

俺「うん、ダメ。取った瞬間終了」
彼女「なぁんだ」

それ言ったじゃんorz

結果
俺84-彼女60

今回は勝負カードが効いてくれたぜ・・・

 

>>プレイした感想

七並べに近い感覚ですね。バトル七並べ。
カードを出そうか出すまいか悩むんだけど、出さないと進まない。
さらに守備よく出さないと探検コストに潰される。バランスとタイミングそして何より必要なのは運だねコレは。
盛り上がる要素が少ないんで進行は地味かつダラダラしてしまう感じ。
得点が跳ね上がる勝負カードもリスクの面で使いづらい。カードを置いて引くのルールも嫌に苦しい。
終盤は山札との戦いで緊張感はあるんだけど、なんといいますかな・・・
勝敗の決め手になるものが明確じゃないから、あまり勝っても嬉しくない。
カードを沢山並べた人が勝ちであることは間違いないんだけど。やはりそこは運でしょ
自分はあまり面白いって感じなかった。後、計算めんどい。すいません