! W A R N I N G !
このゲーム、および本レポート画像には、ホラー・暴力・グロテスクといった表現が含まれています。
苦手な方は読まないことをおすすめします。箱絵を見てダメな人。ごめんなさい
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モール
オブ ホラー
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原題:MALL OF
HORROR
発売元:Asmodee Editions
デザイナー:Nicolas Normandon
プレイ人数:3〜6
プレイ時間:約40分
ルール:簡単
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ワンポイント:喰われるときは潔く。
じりじり沸いて出て来るゾンビ野郎共から人柱の名の元 生き残れ!とにかく生き残れ!!
バイオハザードよろしくなサバイバルホラーゲーム!それが「モールオブホラー」!!
ストーリーは限りなく近い未来
何者かが謎の人体実験により 死者を蘇らせることに成功した
しかし それらの暴走を止める術を持ち合わせてはいなかった・・!
死者は生ある者たちを喰らい 爆発的に仲間を増やしていく
軍隊も 警察も その膨大な脅威には太刀打ち出来なかった
後退の末の後退・・・・! 安全な場所など もはや存在しない
そして世界はゾンビと犯罪者だらけの 文字通り地獄と化したのだった
君はこの街で数少ない生存者の1人
ここではゾンビ達に勇敢にも抵抗する人達の姿があった
しかし血気の戦いも虚しく街中は今やゾンビに包囲された!
君は最後の避難場所 [MONRO EVILLE MALL]に逃げ込んだ!
だがここも長くは持たないだろう 遠くから誰かの断末魔が聞こえる
そんな絶望の中 近くに落ちていた無線機から声が聞こえてきた・・・
「ザーザー誰か・・生きてるかーザザ・・返事してくれー・・」
「俺たち・・はこの街の生存者を助けに来たぜー!今ヘリで降りられそうな場所を探している」
なんとも言えぬ喜びが体中を駆け巡った!助かる!
「しかしだな・・・・このヘリ4人までしか乗れんのよ」
生存者全員「えーーーーーーー!!!」
うじゃうじゃ出てくるハラペコゾンビさんの群れから生還するのが目的。しかし生還できるのは4人まで・・!
バリケードが破られたその時、生贄としてゾンビに喰われる英雄を投票で決めるという鬼畜ルールが最高。
はい、下手すると友達無くすゲームです。あと今回のレポートは何時になくノリで書いてますんでウザイです。許してください。
B級映画が大好きな埼玉君。ゾンビがテーマだと聞いて黙っちゃおけねえというので割り勘して買いました。
今回ゾンビに喰われるのは埼玉(黒)・ポルノ(黄)・彼女(緑)・自分(赤)、といつもの4人
〜生存者〜
各プレイヤーはスタート時に上の3個の駒(キャラ)を持っています。左から、美女・ガンマン・タフガイ。
色(チーム)によって格好に違いがあり、思わずニヤリ。(青は警察・黒は謎の組織とかとか)
こいつらが僕らの代わりにゾンビと戦ったり食われたりしてくれる訳です。
ゲーム終了時に残っていた駒が得点(駒に書かれた数字がそれ)になるので、
各プレイヤーは出来るだけこいつらを生還させることが目的となります。
キャラにはそれぞれ特性があって、例えば美女は戦闘に向いてないし、ゾンビをおびき寄せます。
故に食われ易いから得点は1番高いです。
〜ゾンビ〜
ゾンビ共。生ける屍、略してイケシカ。(流行らせてね)
どこからともなく現れ、群れを成して血肉を喰らう。その数50体!
S系な美女にならいいけど、こいつらには喰われたくないよな!きっと臭いし
ショッピングモール内は(ボード)は6箇所のロケーションに分かれています。
ロケーションにはそれぞれ番号がついていて、キャラの移動先やゾンビの出現場所を示す際に使います。
1番(トイレ) 2番(ブティック?) 3番(おもちゃ屋) 4番(駐車場) 5番(警備本部) 6番(スーパーマーケット)
このロケーション上に駒とゾンビを置いていきます。まずプレイヤー駒の初期配置を決めます。
ダイスを2つ振ってどちらかの目の数を選び、目の数に対応するロケーションに好きな駒を順番に1個づつ置いていきます。
(2番は4人プレイ時には使わないので封鎖してます。)
各ロケーションに刺さっているピンの数は定員数を表してまして、定員数を上回る数の駒は置けません。
どの目のロケーションにも置けない場合、自動的にボード中央のロケーション4番(駐車場)に流されてしまいます。
4番は定員数に制限がありませんが、ゾンビ達の攻撃をもろに受ける超デッドゾーンです。
色々とリスクの大きい場所ですが、生き残る上で便利なアイテムカードを引くことができるチャンスがあります。
5番(警備本部)も同様に大事なポイントですがそれは後ほど・・・
プレイヤーの配置が終わったら、次はゾンビ達の番です。ダイスを4つ振って出た目に対応するロケーションにゾンビが置かれます。
ダイスは5・5・3・2。各番号のロケーションに配置されました。(今回2番は使っていないので置きません。)
まだゾンビ達は自分達を見つけてはいません。しかし見つかるのは時間の問題です。今のうちに出来ることをやっておきます。
ここから本編はいります
化け物に生身の人間がそう勝てるものじゃありません。
更に奴らは群れをなして襲い掛かってくるわけですから、ひとたまりもないでしょう
奴らと渡り歩くにはそれなりの武器と、生きる為の術を持たなければ・・・そう、アイテムです。
アイテムカードはスタート時に各自1枚渡されますが、消耗品なのでこれだけじゃ心細いです。
どのカードも強力な効果を持っているので、大いに活躍してくれます。持っておくと激しく有利です。
アイテムをゲットするにはボード中央の駐車場を漁ります。そう、ここで4番に居るチームの出番です。
しかしアイテムを探しに行けるのは1チームのみ。(なんでだろうね。あぁゲームか)
それをその場に居るチームプレイヤー達の間で投票して決めます。
1チームのみ置かれている場合は自動的にその人が探しに行くことになります。
ここでこのゲームの投票システムを、かいつまんで説明させてください。
まず、原則としてその場に駒が置いてあるチームプレイヤー同士しか投票に参加できません。
で、各キャラが持ち合わせている投票数は異なります。当然多い方が有利です。
タフガイと美女は1、ガンマンは2(銃で脅せるから?)です。
画像では双方タフガイとガンマンを連れています。
票数は3対3なので票が割れています。この場合は全チーム参加の再投票となります。
これを使ってどのチームに投票するのかを決めます。これがなかなかカッコイイ!
グルグルと外側の凹みに投票したいチームを入れて選びます。もちろん自分のチームを選ぶことも可です。
自分は赤なんで赤に1票!
せーので公開!で、俺以外みんな黄色かよっ!ポルノアイテム係任命。
ファキン!俺が信じられねぇのかって!早く探して来いよっ
アイテム係は山札からカードを引いて、1枚は自分の懐に、もう1枚は誰かにあげることが出来ます。
で、埼玉にカードを渡すポルノ・・・
この投票ルールは下項の警備隊長と生贄を決める時にも使います
アイテム探索が終わると次は5番の警備本部で、警備隊長になる人を決める為の投票が行われます。
警備本部ではショッピングモール全体を包囲している監視カメラを通じて、来店してくるゾンビの数と出現場所が把握出来ます。
そして、この警備本部を任されるのが警備隊長!ゾンビが何処に現れるのか?何処が安全なのかを知っているのは隊長のみ!
(アイテム使えば別だけど)つーかさ、そんなん決めずに仲良く見ればいいことじゃね?あぁゲームかぁ。
ここでは投票することも無く緑の彼女が警備隊長に就任。
SO!ガンマン+美女で票を3つ持っているからだ。黒はガンマンの2票のみなので勝てない。
警備隊長は4つのダイスを小箱に入れて振ります。丁半と同じ要領です。
それぞれのダイスの目が、ゾンビが出る場所を示していて、警備隊長のみがそれを見ることが出来ます。
ふむふむとダイスを読む彼女。警備隊長にはもう1つ仕事があります。
ゾンビ到着の前に各プレイヤーには、より安全な場所に避難するチャンスが与えられます。
警備隊長は誰よりも先に、自分のキャラの移動先を公表し、これをガイドラインに他者は移動先を考えます。
しかし警備隊長も人の子、必ずしも安全なところに誘導してくれるとも限りません。なので自分を信じるのがセオリー。
移動後、ゾンビが出現します。ゾンビと同じロケーションに当たってしまったキャラはゾンビとの戦闘に入ります。(詳しくは次項)
それと現在の段階で定員数が埋まっているロケーションへの移動はできません。
上の画像で言えば、5番は定員数が3人で埋まっている為、移動先に指定できません。
さらに、各プレイヤーの移動させることができるキャラは1人だけなのです!
なお移動は強制です。これが大変!大人数で固まっていても、移動後に自分だけ孤立してしまう危険性があります。
(画像で一目瞭然なんですが、今回は当ルールを忘れていて自分は本来指定できない5に移動してしまってます。すいません)
移動先の意思表示には投票盤の丸い穴の方を使います。ここに自分の行きたいロケーション番号を合わせて公表します。
移動が始まるまで、どの駒を動かすかは秘密にしておきます。
警備隊長の移動先は・・・ギュ〜ン1番!トイレかよっ!
それ続け!とばかりに皆・・・あれ?警備隊長まったく支持されていない!!
全員の公表が終わるとここで警備隊長から時計回りの順に移動が始まります。
もし行き先が既に満員の場合、有無も言わさず4番に追放されます。
全員の移動が終わるとゾンビの到着です。警備隊長はダイスの入った箱を開けゾンビの出現場所をお披露目します。
出ました!目は・・・1・4・5・6!!目の数と同じロケーションにゾンビを配置します。
うわぁ来たよ北よ!そしてさらに追加で配置する場所を見ます。
えっなに?増えんの!?
そう、ゾンビは匂いが強い場所を嗅ぎ付けてやってくるのです!!
1)人数が1番多い場所 2)美女が1番多い場所
この2つに当てはまる場所に追加で1体プレゼントッ!!
最悪だし!お陰で美女が2人居る6番にウジャガーっと来ましたよ、ゾンビ。
同数の場合この追加配置はありません。
ゆらゆらウガァーと湧き出て来たゾンビ野郎共!いよいよ こいつらと生命をかけて戦います!
Sparking!アンデットとの攻防!喰われるのは誰!? |
各プレイヤー、食うか喰われるかの戦いです。しかし相手はゴキブリ以上の生命力を持つゾンビ。簡単には倒せません。臭いし
基本的に同じロケーションに居る生存者達で数体のゾンビを相手にする訳ですが、
このゾンビ地獄を渡り歩く為には各キャラの体力と敗北したときの対処ついて知っておく必要があります。
ここで言う体力とは、キャラ1人が対処できるゾンビの数です。体力はキャラによって違います。
例えばタフガイの体力は2なのでゾンビ2体までなら防御できます。
体力で賄えない数のゾンビが相手の場合、そのキャラは戦いに力尽き、喰われてしまいます!!
キャラが複数居る場合、1人生贄を投票で決めます。生贄を捧げるとゾンビ達は満足げに去っていきます。
そう、たとえゾンビに敗れても、自分の代わりに誰かが犠牲になってくれることで生き延びられるのです。
で、やっぱり失ったキャラは戻ってきません。下に投票数や得点も入れて各キャラのデータをまとめてみました。
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体力
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投票数
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得点
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タフガイ
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2
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1
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5
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ガンマン
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1
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2
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3
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美女
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0.5
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1
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7
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タフガイは戦闘向き、ガンマンは投票向き、そして美女は足手まといだが高得点。ってな感じです。
美女は2人でやっとこさゾンビ1体を防げるという非力さと、ゾンビを連れてきてしまう最凶効果から早死候補。
戦闘はロケーション番号の若い順から行われます。
1番のゾンビを緑のタフガイがガード。3番の2体のゾンビも2人のタフガイで難なく抑えています。
しかし、ゾンビ達は誰かを喰うか、武器を使って倒す以外数が減ることはありません。
今回防げてはいても次の機会に更に数を増やして襲って来るのです。
そして4番の戦闘、ここだけはキャラの体力は無視され、ゾンビの数だけ餌食にされてしまうのです!!最凶!
4番に居るのはポルノ・埼玉のガンマンと饂飩のタフガイ!喰われるのは誰だ?投票が始まります。ふひひ、誰に入れようかな
しかしここでポルノがアイテムカードを使う!![SPRINT](全力疾走)だ!!
このカードは自分のキャラをどこか別の場所に移すことが出来る回避用カードなのだ!
安全な6番に逃げ込むポルノ。畜生!はじめからそうするつもりだったんだな!
タフガイ「で、俺たちどうしよっか?」
ガンマン「どっちかが食われネエとな」
ゾンビ「はふはふ」
タフガイ「俺は嫌だぜ?」
ガンマン「俺投票数2つ持ってるんだけど、何か?」
タフガイ「・・・・」
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---Go
to Hell---
,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :'
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ヽ ヽ. _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ
} >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′
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ノ ,二!\ \___/ /`丶、
/\ / \ /~ト、 / l \ |
タフガイ 殉喰
生存者11名(ゲーム終了まであと7人)
ううう可愛そうに。こんな風にだんだん人数が減っていきますから。
その頃警備本部では緑がチェーンソーを振るってゾンビを撃退していた!
カードに書かれたゾンビマークが倒せる数です。ひとまずこれで安心。
全てのロケーションでの戦闘が終わると、再びアイテム探しのフェイズまで戻り、生存者が4人以下になるまで続きます。
長くなったんで後編です。
[NEXT]
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