ジャンル>陣取り

プレイ人数>2人
プレイ時間>30〜40分


Rosenkonig/ローゼンケーニッヒ

Kosmos
Dirk Henn作



薇戦争

1455〜85年にイギリスで起こった王位争奪の内乱。
記章が赤ばらのランカスター家と白ばらのヨーク家に封建貴族が二分して争い、
前者が勝ってヘンリー七世がチューダー朝を開いた。
結果的には封建貴族が疲弊し王権が強化された。

大辞林 第二版 (三省堂)



中世ヨーロッパで実際に起きたバラ戦争をモチーフにしたゲーム。
プレイヤーは赤バラ軍と白バラ軍に分かれ、互いの領土を競い合います。
今回赤バラが俺。白バラが埼玉。

ボード中央の王冠は共通の自駒で、これを移動させた
マスに自分の色のマーカーを置いて領土を広げていくのです

プレイヤーの手前にあるカードが駒を移動させるカード。使い捨て。
剣の向きと王冠に書いてある数字で駒をどう動かすか決める。
これは画像のように表に広げてみせなければならないので
双方現在の挙動範囲が分かるようになっている。

 


駒があっち行ったりコッチいったり・・・
まだまだ序の口

自分のマーカー同士が連接している数だけ得点が増えていく計算。
(斜めはダメ)結果得点の多い軍が勝者となる。

 


互いの領土も徐々に広がりを見せてきた
ここで一先ず手を打っておこうかな、と言って

パンっと、ナイトカードを出してみる。移動カードと足してこれを出すと、
相手のマーカーを自分の色にすることが出来るナイトながら
ナイスなカードなのだ。はい。

 

埼玉「・・・」
俺「・・・」

このゲームをやると互いに黙ってしまう時間が多くなる。
特に忙しい流れでもないしツマラナイ訳でもないが。

なんてーか、頭が歌ってるっていいますかね。
いい感じなんでね。胸に秘めた盛り上がりといいますか。
あぁよくわかんないですね。ふふふ・・・歌ってますよパトパト〜

えー面白いってことです。つまりは

 

終盤になりかけのその時、歴史は動いた・・!
ナイトカードを温存していた埼玉が逆襲に乗り出したのだ

埼玉「ここで攻め入れー!」( ・∀・)つ[ナイトカード]

うは!いい感じに繋がっているラインをぶった切られた
これはITAI!

 


やがて両者共に引かない争いも、両者共に動けなくなったところで終了
得点計算中。繋がっている駒の数を二乗していく

結果 俺315-埼玉339

赤バラ負けちゃったよ・・・orz
やっぱ中盤の逆襲が効いたんだな。マジで歴史が動いた、ぜ

 

>>プレイした感想

相手の次の手を読んだり、隙を突く考えは将棋などと同様。
移動カードや駒の位置を熟知した上で相手を封じ込め
陣地を広げていく奥深さが魅力。

2人でゆったりとやるのに適したゲームですね。

決まりが悪い所を相手にナイトカードで裏返されると、
逆に向こうの陣地が広がったりするので、最後まで結果がわからないから面白い。
それをうまくカードで逃げ切ることも出来たりするのがまたいい。

自分は将棋やオセロは苦手だけど、これは好きなゲームの一つに入ってます。