子供のころ 小遣い銭稼ぎのため 野鳥を捕っていた。 ツグミ、カッカ(鳴き声からつけた呼び方)どちらもスズメより大きくムクドリと同じくらいの大きさの野鳥で、地面を歩きまわって餌をあさる習性があり、首っちょが最適な仕掛けである。 学校に行く前に山へ行って仕掛け、学校から帰って掛かっているか見に行く。 10箇所くらい仕掛け、良い時には2〜3羽が捕れた。 福島ではバッチメとも言っているそうです。 |
メジロをとりもちで捕まえる方法で、こんもり茂った木の一部の枝を切り取って小さな空間を作り、そこにとりもちを巻きつけた棒を渡し横木を作る。 すぐ下にオトリを入れた鳥かごを吊り下げてメジロが近づくのを待つ。 メジロはとりもちの棒にとまっても すぐにはとりもちに気づかずキョロキョロして周りを見まわしているが、飛び立つ時に 足がくっついてクルッと逆さまにぶら下がる。 暖かい日には とりもちが柔らかく伸びて逃げてしまうので 素早く回収しなければならない。 また あまりばたつかせると羽にとりもちがベットリ付いてしまい 後で苦労する。 |
大きなフルイを逆さまにして フルイの端をつっかい棒で支え、フルイを斜めに立てる。フルイの下に籾殻などの餌をまき、つっかい棒の下端に紐のはしを結わえ 紐のもう一方の端を物陰まて伸ばしてスズメが来るのを待つ。 スズメが来たら紐をすばやく引き つっかい棒をはずしてスズメをフルイの下に閉じ込め捕まえる。 しかし、スズメはすばしっこく フルイが落ちる前に逃げてしまい めったに捕まらない。 |
竹とんぼ1940年代頃は 殆ど手作りの道具で遊んでいた。
道具で遊ぶというより 道具を作るのも遊びであった。
ナイフは だれも持っていた。肥後守という折りたたみ式で鉛筆を削るのにも使っていた。
ナイフのサヤに穴があり、そこにたこ糸を結び付け片方の端をズボンのベルトに結わえ落とさないようにする。
おのずと 砥石でナイフを研ぐことも覚える。
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