◆◆◆ CONCERT REPORT 2012 ◆◆◆

 

●更新が 大幅に遅れていることをおわびいたします。
 速報性を競うつもりはありませんので、記事としての内容でご評価下さると幸いです。
●……とは言ったものの、あまりにトロ過ぎるので、もう、ただ意地で更新するのみです!
●ライブ当日からレポート作成・掲載までに時間がありますので、間違いなどがある場合があります。ご了承ください m(__)m


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2012

Jody's Heaven
松ア博彦ライブ
赤木一孝ライブ
松ア博彦ライブ
きたやまおさむ
よいよいよい祭
ピースナイン・
コンサート
土着民ライブ 私の好きな木 SAM20周年
記念ライブ
  
 
Jody's Heaven 
■ 12/1/19 都雅都雅 ■

 Jody's Heaven としては、何と、14年ぶりのライブということで、とても心待ちにしていました。以前見たのは96年、南大塚ホールの Irish Wind '96 ? それとも……??
 時間になって登場した3人は、左からフルートのジャック・ギルダーさん、フィドルのデイル・ラスさん、そして右がギターの城田じゅんじさん。
 例によってアイリッシュは曲目がよくわかってない上に、3曲セットのメドレーで演奏されるため、タイトルの紹介はご容赦下さいませね (^o^;
 1曲目のあと、「まじめ・きちょうめん」なデイルさん、「サンタクロースでもノストラダムスでもない」ジャックさんを紹介し、ユニット名の由来などをお話ししてくれました。ジャックさんはコンサルティーナやフルートに持ちかえたり、インド系楽器のお話をされたり。じゅんじさんは「今日はつまらない冗談は余り言わないようにします」「究極の晴れ男と言われるが降りましたね。でもアイルランドみたいな気候でいいですね」などと得意の話術で和ませてくれます。

 休憩をはさんで第2部ではCDで人気のあった曲、という「魔女」をジャックのコンサルティーナで聞かせてくれました。私もこの曲は大好き (*^_^*) 幻想的で哀愁を帯びたあのメロディはたまらないですねー
 「どんなに新しいことをするにしてもトラッドをリスペクトすることが大事。この3人はトラッドをリスペクトしている」というお話もされました。
 他にもCD「Jody's Heaven」から内藤希花さんがフィドルで演奏された「Mary's Waltz (Faraway Waltz)」など、今日は全14曲(セット)、アンコールで2曲(セット)聞かせていただきましたが、「いつまた揃うかわからない」ということでしたので、とても貴重な機会でした。できたらまたCDも作ってほしいけど……

(掲載: 14/2/19)
 
 
松崎博彦ライブ
■ 12/2/26 ほっこり弟国 ■

 久しぶりの松アさんのライブ。そしてもっと久しぶりのほっこり弟国です。
 当初の予定では、ほっこり弟国にはもっと足しげく通うつもりだったのですが、私の不徳の致すところによって中々叶わぬコトに…… これからは、少しは心を入れ替えてがんばって行くようにしたいです。

 さて、今日はゲストが諸口あきらさん、という事でしたが、既に酔っ払っている兄ィ (^^;) あいさつののっけからチャチャ入れまくりでしたι 松崎さんも「今日は宴会余興のつもりでやります」「反応しないようにします」と宣言したものの……?
 ライブは「矢車草」「別れのうた」「時には昔の話を」、鈴木蘭々が歌っていたという「キミとボク」をウクレレで、「祭ばやし」「おもかげ」「ママはフォークシンガーだった」、そして「北帰行」の原曲という、おなじみの曲と異色曲を交えて選曲されました。
 そして、ゲストの諸口あきらさんが紹介され、兄ィはウクレレ、松アさんのギターで「Over the Rainbow」を弾き語りしてくれました。

 第2部はギター、ベース、バンジョーが加わって「Y'all come」「Your Cheartin' Heart」「Country Road」などのカントリーナンバーと「ソーラン節」
 再びここで諸口さんが呼ばれ、「シェナンドー川」「五番街のマリー」や都々逸など、お得意のレパートリーをすっかり主役気取りで延々と歌われていました。松崎さんが戻ってからも中央に居残って「Return to Paradise」「サンタルチア」などで乱入つづき……ι
 やがてようやく松アさんがステージを奪い返すと、寛悟さんのクラリネット、河林さんのバンジョーも加わり、トリは「真夏のクリスマスツリー」(詞は諸口さんι)で締めてくれました。

 終了後の打ち上げでもそのまま諸口さんがしゃべり続け、一緒に連れてこられた芸妓さんの太夫さんの歌なども聞かせていただきましたが、私は30分ほどで退席させていただきました。(しかし、諸口さんって、いつもこんな調子なんですね…… (^^;) 知らなかったですぅ)


(掲載: 14/2/19)

  
 
赤木一孝ライブ
■ 12/3/18 ほっこり弟国 ■
 今日の赤べぇさんはハンチング帽とオーバーオールという出で立ち。「今日はいつもよりお客さんが多くて、嬉しいような恥ずかしいような」などと照れてらっしゃいました。
 1曲目ジャズナンバーから始まり、2曲目はフォークス時代の省悟さんの曲「スモモの木の下で」
 省悟さんも大ファンだったという八千草薫さんが12−3歳の頃からファンで、お茶の水で写真集を見つけて買ってきたというMC。
 引き続いて「お父さんの朝ごはん」「とりあえず」「人はそれでも」「南の窓を開けて」そして「うさっころ道」
 中川五郎さんの「25年目のおっぱい」をカバーしたい、とか、あと1曲作って4曲でおっぱいCDを作りたい、とか、そんなお話もされながら、「月の庭」「ほらここまで」「夏の雲」と唄ったところで休憩です。

 第2部はまずブルーグラス2曲に続き、寛悟さんが登場……もう還暦で省悟さんより年上になったそうです。「道草コーヒータイム」を寛悟さんのドラムも入れて唄ってくれました。
 赤木さんのソロに戻ってエンディングに向けては「海へ行こう」「春の雪」「キャベツ畑」「2030年の秋にも」「からっぽの部屋」――
 アンコールは「1年にあるかないか」というバンジョーを弾きながらの「あの子とジョン」でした。


(掲載: 14/2/19)
 
 
松崎博彦ライブ
■ 12/4/22 ほっこり弟国 ■
 今日は前座として河林陽介さんが登場。ギターはジョー・カーターさんから省悟さんに譲られたものを受け継いでいるとのこと。
 1曲目は「月の光の下で」、2曲目は「ブラック・マウンテン・ラグ」「ぼくの古いギター」「ブラック・ベリー・ラグ(? ボーモント・ラグだったかも?)」のメドレー、3曲目は「海」「浜辺の歌」などの唱歌から「イングルサイド」「海原」へと続くメドレーでした。
 そしてお待ちかね、CD「48」が発売されたばかりの松アさんが登場! まずは「雨に消えた音楽会」「誰にも同じように」「初夏のころ」など3曲を。 それから、2月に亡くなった七人の会ゆかりの人の偲ぶ会のお話などを織り交ぜつつ、新しいCDから「短編」「WAKAME」。そして松崎さんこだわりの名曲「ママはフォークシンガーだった」「中年の心」を唄って休憩となりました。
 「別れのうた」で始まった第2部。きたやまおさむ先生がライブに来てくれた話などをされて、再び新しいアルバムから「惑い」「電話番号」。そして締めは「にゃん」でした。

 今年はSAM20周年ということで、記念ライブも予定されており、楽しみです!! しかし、ほっこり弟国のお店は5月20日をもって閉店…… ということになってしまいました。
 不本意ながら、結局余り通うことのできないまま、貴重な交流の場が一つ消えてしまい、本当に残念でなりません。



(掲載: 14/2/19)
 
 
きたやまおさむ よいよいよい祭 <第2部>
■ 12/6/2 サンケイホール・ブリーゼ ■

 開演とともにきたやまさんがマイクを持って登場。「いつ誰が亡くなってもいいように。宵々山の流れも受け継がせていただければ……」との所信表明に、会場から大きな拍手を浴びていました。
 「第1部はレベルの高いコンサートでした。中身は同じですが、話は違います。第1部は“美しいものとは何か”がテーマでしたが、第2部のテーマは“生きがい”です」

 トップバッターはきたやまさんの盟友、杉田二郎さん。「生きがいの丸出しシンガー」と紹介されての登場です。宵々山のトップバッターだった話をされ、歌は「さすらい人の子守唄」「男どうし」。生きがいについて訊ねられると、「続いていくのが生きがい」と答えていました。

 二番手は城田じゅんじさんです。「アイルランドでめちゃめちゃ受けている時、生きがいを感じる」。ギターのインストで「The Banks of Suir」から、「夜汽車〜Ookpick Waltz(?)」「拝啓ファンの皆様」の3曲を演奏されました。

 続くは「生きがいが走っているような」と紹介された、高石ともやさん。今日は松田幸一さんと二人で、1曲目に「オレンジ・ブロッサム・スペシャル」。そして「再会」
 「ナターシャ・セブンで二人だけ生き残りました」と、じゅんじさんを呼び、「Doc's Guiter」の名プレイに「すげぇ〜 顔色一つ変えず弾いてしまう」と絶賛☆ 二人の演奏で「ひとり旅」「ダッチマン」の2曲。二人ともA型なんだそうですが、じゅんじさんによると、ともやさんは「限りなくB型に近いA型」なんだとか。締めは「十字架に帰ろう」「フォギー・マウンテン・ブレイク・ダウン」でした。
 ともやさんは「あと20年走れるように」と、脊髄狭窄症の手術をする、というお話もされました。

 引き続いては、杉田二郎さんが再登場。行徳伸彦さんのギター、河合徹三さんのベース、そして松田幸一さんも加わって、ともやさんとの共作「八ヶ岳」「おやすみ旅人よ」の2曲を、途中からはともやさんも参加して唄ってくれました。
 きたやまさんは「加藤和彦が自分以外の人と曲を作ると嫉妬した」「安井かずみには腹が立った」「杉田二郎をともやさんと二人で取り合っていた」などと、隠された内情を暴露して受けていました。「戦争を知らない子供たち」の作曲にまつわるエピソードについても「出戻りの曲をまんまとこいつは……」と茶化して笑いを取ってました。
 コーナーの締めは「涙は明日に」「戦争を知らない子供たち」。じゅんじさんが2番のリードボーカルでした。
 きたやまさんの生きがい論に、杉田さんが「曲を作ってる時かも知れない」と言われると、きたやまさんは「生きがいには相手がいる。手応えがいる」とコメントされました。

 お次は行徳伸彦さん。歌は「黄金に輝け」。“ゴールなどシャボン玉”というフレーズが繰り返し出てくる曲でした。

 ここで何と! スペシャルゲストの永六輔さんが車椅子で登場! 「生きがいと言ったら友達、誇れる友達・小沢昭一」といった話や、例のタクシー事故の話などをされました。さらに、ともやさんも登場し、「生きているということは」「上を向いて歩こう」の2曲を唄って聞かせてくれました!

 そのあとはきたやまさん、ともやさん、じゅんじさんで「風」―― さらに杉田さんが入って「イムジン河」でも、代わる代わるリードボーカルをとってみんなで唄ってくれました。

 アンコールは「あの素晴しい愛をもう一度」「帰ってきたヨッパライ」の2曲。
 曲の間には、きたやまさんがともやさんに「よいよい祭という名前を使わせてもらっていいでしょうか?」と許可を求め、「私たちの戻ってくるところはここしかないんだよ!」と思いつめたように力を込めて宣言されていました。

(掲載: 14/2/19)
 
 
第8回 ピースナイン・コンサート’12
■ 12/7/21 京都教育文化センター  ■

 今年のゲストは川満七重さん。宮古島民謡の「豊年の歌」「なりやまあやぐ」「てぃんさぐぬ花」のほか、もう一曲の計4曲を歌って下さいました。

 そして、すでにレギュラーの松元ヒロさん! 「去年すごく鍛えられて、あれから怖いものがない。今日は穏やかにお願いします」と(笑)…… 去年何があったかは、前回のレポートを見て下さいね〜
 代々木の反原発10万人集会に行ったこと、立川談志さんのお別れ会に出たこと、「“私”を生きる」という映画のお話や、出身校のこと、マルチン・ニーメラーの詩の紹介など、楽しくて聞きごたえのあるお話をユーモアたっぷりに聞かせて下さいました。ヒロさん最高〜!!

 続いて、高石ともやさん。ソロでの登場です。曲は「お捨てメリンダ」、フィドルで「おじいさんの古時計」「チューインガム一つ」「丘の上の校舎」「風」、そして珍しく5番の歌詞も入った「陽気に行こう」。灰谷健次郎さんのお話も交えながらの歌と演奏でした。
 5日後に脊髄狭窄症の手術を受けるとのこと…… ともやさんもいくつもの壁を乗り越えていらっしゃるんですね。

 最後はいよいよ、笠木透さんと雑花塾の登場です。メンバーは、笠木さんの他、山本忠生さんのアコーディオンと増田康記さんのギター、それに鈴木幹夫さんのギターも加わるという構成です。「私に人生と言えるものがあるなら」にはじまり、CD文庫 Vol.5 から「生命てんでんこ」「一つの灯」「瓦礫」「ふるさとを汚したのは誰」……被災者に寄り添うような歌を作ってきた、とのコメントがありました。
 「東電だけが悪いのか? そういう政府を許してきた私たち一人一人にも責任がある」
 笠木さんの言葉が響きます。
 続いては「よみがえれ浜通り」……「原発容認派の前で歌える歌はないかと考え中」なんだとか。「原発全廃」扇子を広げて唄ったのは、CD文庫 Vol.6 から端唄の替え歌「ストライキゲンパツ節」「ペンペン草」には川満七重さん、松元ヒロさんも加わりました。

 エンディングも近づいてきました。いつもの合唱団ポケットと一緒に「木が一本あれば」を合唱し、再登場のともやさんの「橋を作ったのはこの俺だ」……笠木さんが初めて中津川へ呼んだ時一番良かった曲だと……、「街」、そして最後はこの曲「私の子供たちへ」。七重さんとヒロさんも一緒に歌いました。笠木さんは「母さんは」と唄う人がいてもいいんじゃないか……とおっしゃっていました。

(掲載: 14/2/19)
 
 
土着民ライブ
■ 12/7/21 都雅都雅 ■

 土着民の単独ライブを見るのは今日が初めてです。とても楽しみですっ彡
 最初に本日の企画&ナビゲーター・松ア博彦さんが登場。「祭ばやし」「中年の心」の2曲を披露してくれた後、お待ちかね、土着民のメンバーの登場です。
 曲は「僕らのフィールド」「団長エレジー」「ふるさとの川へ」「蝮に噛まれた男の話」「一日ひとつ」そして、土着民を代表する名曲(迷曲?)「みんなでフィーバー同窓会」♪ 「みんなでフィーバー……」はホント、最高ですね!!
 MCでは昨年40周年を迎え、ボランティアで石巻へ行ったお話や、小学校で交流したお話などを聞かせていただきました。

 続く第2部では、途中のMCで2003年に自分たちの小屋・鼓土里座を作ったお話などを交えつつ、「文化協会長のつぶやき」「鳩が飛ぶ空」、マンドリン入りの新曲「土着の民の芝居小屋」、ハモニカ入りの新曲「山に抱かれて」「私の人生サブステージ」「自給自足でいきましょう」「コンパニオンで大騒ぎ」と続き、ラストは松アさんも加わって「あの山に祈ろう」でした。

 アンコールでは進藤了彦さん、宮崎勝之さんもステージに上がり、「鼓土里座せんべいの歌」と松アさんボーカルで「天に一番近い湖」の2曲に加えて、ダブルアンコールでは未発表曲という「人生万感」を唄って下さいました。

(掲載: 14/2/19)
 
 
私の好きな木
■ 12/11/4 京都府立植物園 ■

 会場に到着すると何と! すでに開演している!? 小室さん、ゆいさん、進藤さん、赤べぇさん、松アさん、そして寛悟さんが勢ぞろいしていて慌てたのですが、実はリハーサルだったらしいです…… (^_^;)

 やがて時間になり、コンサート本番が開演しました。レギュラーメンバーの宮崎勝之さんは、今回欠席だそうですが、今年はSAM20周年ということで、「4人のSAM」を実現したい……と、坂庭寛悟さんが駆けつけてくれたそうです♪

 まずは赤木一孝さん(ギター)と松ア博彦さん(Eベース)・二人のSAMのステージから。二人になってもう13年になるそうですよ…… 「お父さんの朝ごはん」「別れのうた」の2曲を唄って、いよいよ元メンバー・ドブロの進藤了彦さん、坂庭省悟さんの実弟・ギターの坂庭寛悟さんが加わって、結成当時の4人のSAMが再現です!
 オープニング曲は元気よく「ロンサム・フィーリング」でスタート。ヴォーカルは寛悟さんでしたが、第一声は省悟さんそのもの! 今日は特によく似ているような気がします。それにやっぱり、人数が多いと楽しいね〜〜♪♪
 「せめて今夜だけ」「一本の樹」「松原第七中学校校歌」「心の旅」と代表曲のフルラインナップを聞かせていただきました。

 代わっては、小室等こむろゆい、お二人の登場です。
 「ここ〜プロローグ」「ここから風が」に続けて「雨が空から降れば」「だれかが風の中で」と、これは定番中の定番セット。そして「病める果実」進藤君がバンジョーで加わって「国境のアゼルバイジャン・コニャック」「一匹のカニ」「明日も公園へ行こう」を唄って下さいました。
 全員揃って名曲「銀色のランナー」をゆいさんのボーカルで。ラストナンバーはこのコンサートのテーマ曲「一本の樹」は、我夢土下座田口さんと松谷名誉園長も加わってのシングアウトでした。

(掲載: 14/2/19)
 
 
SAM20周年記念ライブ
■ 12/12/15 都雅都雅 ■

 10周年に続いて、無事20周年も迎えることができて感激です☆  そして、今日も大入り満席になりました♪
 10周年の時は、省悟さんこそ抜けて少しさみしかったけど、元マネージャーのNさんも見えて、楽しい同窓会みたいだったのを思い出します。あれから10年…… 早いものです〜。
 この10年、悲しい出来事も少なくありませんでした。2人のソロ活動が多くなって、必ずしもSAMとしての活動が多かったというわけでもないですが、+αのメンバーも加えつつ、今後もゆる〜い関係? を長続きさせてほしいです。

 オープニング曲は「レールの星」。右がギターの赤木一孝さん。左がE.ベースの松ア博彦さんです。
 2曲目は「お父さんの朝ごはん」。赤べぇさんのギターすてきです アドリブも楽しいです♪
 最初のMCで松アさんが「今日は省悟さんの9周忌の日。偲びつつ祝いましょう」と…… 1999年、省悟さんと意見が分かれ、2人でSAMを続けよう、ということになったと、振り返ってお話されました。
 続けて松アさんのボーカルで「涙色の星」「WAKAME」「ママはフォークシンガーだった」の3曲を聞かせてくれました。

 ここで、諸口あきらさんが呼び込まれ、「赤とんぼ」「夕焼け小焼け」「シェナンドー川」を唄いつつ、あれこれ好きなだけしゃべって下がって行かれました (^_^;)
 松崎さん「長いとは思っていたが、これほどとは」
 赤木さん「それでも、いつもより短かったくらいですね」
 再びSAMのステージ。赤木さんのボーカル曲「風が痛い」そして「ヨーデル食べ放題」で盛り上がったところで早くも第1部終了となりました。

 休憩後再開。松アさんのCDとライブの告知をしてから、松アさんのボーカルで「別れのうた」、赤木さんのボーカルで「2030年の秋にも」「少年よ」
 「少年よ」はフォークスのレパートリーで、省悟さん作曲・ボーカルの名曲でしたが、SAMでは関西初公開だそうですよ。
 笑い話? をはさんで、松アさんのボーカル・赤木さんはマンドリンでの「風浪」に続いて「元SAMの」進藤了彦さんが参加。ギターを手に「ブナの森」「ノンノンヘチラサ」の2曲。
 最近一人でライブをしているらしい――という、高石とし子さんの話題を出して、進藤さんバンジョーに持ちかえてそのとし子さんの作品「あの子とジョン」
 そしてここで! お待ちかね☆ 坂庭寛悟さんの登場です。寛悟さんのボーカルで「ロンサムフィーリング」! 結成時の4人のSAMのオープニング曲を元気いっぱいに演奏します。
 そしてもう一曲「一本の樹」を唄って、寛悟さん・進藤さんは惜しまれつつ退場されました。
 二人のSAMに戻って、ラストナンバー「からっぽの部屋」で締めくくりとなりました。

 花束贈呈のあと、アンコールの声に応えて「ユリカモメの飛ぶ街」「君の手は歌っている」で幕…… となりましたが、終わらない拍手にダブルアンコールが実現しました! 寛悟さんも入って「ロンサム・フィーリング」のリプレイで、3時間近い楽しい時はお開きとなりました。

 MCでもおっしゃっていましたが、どこへ行っても一番年下だったという松アさんも既に50歳近いという、高齢化著しいフォーク・シーンですが、息のつづく限り、布教活動を続けていってほしいと思います。
 私も、少しでもその力になれたらと、思っています。

(掲載: 14/2/19)
 

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 last update: 14/2/19