◆◆◆ CONCERT REPORT 2014 ◆◆◆

 

●ようやく、レポート追いつきましたー。遅れて本当に申し訳ありませんでした。
●これからもまた遅れるかもしれませんが、その時はどうか気長にお待ち下さいませ。
●ライブ当日からレポート作成・掲載までに時間がありますので、間違いなどがある場合があります。ご了承ください m(__)m



2014

Mareka & Junji with Cormac Begley
高石ともや
チャペルコンサート

きたやまおさむ
よいよいよい祭 Vol.3.
ピースナイン・コンサート 大往生一座 
旗揚げコンサート

私の好きな木
高石ともや
年忘れコンサート
  
 
Mareka & Junji with Cormac Begley 
■ 14/3/20 都雅都雅 ■

 内藤希花さんと城田じゅんじさん、久しぶりのお二人のライブ♪ でも、平日のせいか、ちょっと今日はお客さん少な目で寂しい感じ……? 希花さんは淡い桜色のワンピースが春らしい

 1曲目はギターソロからフィドルが入るスローな曲。2曲目はアップテンポな曲でした。
 最初のMCで希花さんが医師国家試験合格を報告! おめでとーございますっ☆ 希花さんいわく「これで合法的に城田さんに針が刺せる」「これから音楽に集中できるので、よろしくお願いします」と、しばらくは音楽活動に専念するそうです。楽しみですねっっ♪
 3曲目は「おーわいやれ」「Breton Gavotte」のメドレーを希花さんはアイリッシュ・ハープとフィドルで。続いてじゅんじさんはバンジョーに持ち替えてCDから「Clinch Mountain Back Step」「She's Sweetest When She's Naked」の2曲と、もう1曲演奏して第1部は終了となりました。

 第2部は、ゲストでコンサルティーナの Cormac Begley さんが加わってまずは3曲セットの演奏で開幕しました。日本語での自己紹介のあとは、コンサルティーナのスローなソロの曲と続けて少しテンポの速めのソロ曲を……
 MCではコーマックの紹介を少しされて、次は希花さんのコンサルティーナと2台でワルツ曲、希花さんがハープに持ち替えて1曲、フィドルとコンサルティーナで1曲。じゅんじさんの歌とギターの「From Clair to Here」と、最後はギター、フィドル、コンサルティーナでリールのセットでした。

 アンコールのMCでは、ニュージーランドから来たコーマックと東京駅で待ち合わせた話や、五本指のある靴 (>_<) をはいている話をされ、お別れにもう1曲、演奏されて、ライブの締めとなりました。

 新しいCD「The Rambler」を買わせていただいて、サインもいただいちゃいましたー

(掲載: 14/7/17)
 
 
高石ともや チャペルコンサート
■ 14/4/29 浅草教会 ■

 チャペルコンサートは何と10年ぶりです! YMCAでやってた時は皆勤だったんですょ☆ 年忘れコンサートに2年連続で行けなかったこともあって、久しぶりに参加することにしました。

 2時の開演時間少し前にともやさんが登場、1曲目、東北の震災後を唄った「花は咲けども」を唄い、今年1月に亡くなったピート・シーガーさんのお話になりました。「Think Globally, Sing Locally」の言葉、フォークブームで武道館が9千人で埋まったこと、フォークシンガーは草の根の動き方、考え方を大切に、と言われたこと、古い歌を替え歌にすることを教わったこと、など…… そして、P.シーガーさんの曲「花はどこへいった」「バスの後ろ」を唄われました。
 なかにし礼さんの著書の話や、大島渚さん、鶴見俊輔さんの話もされました。「明日なき世界」を唄われ、江幡さんに「アメリカ横断マラソンはバングラデシュ奨学金のために……」と言われた話もあって、「野の花の歌か聞こえますか」「はじまりの日に」を唄ったあと、休憩タイムになりました。

 再開後はラッフルの当選発表と、スペイン製ギターのオークションです。ともやさんが自分のギターと引き比べてみたりしてくれました。
 バングラデシュYMCAからのメッセージが紹介されてから、第2部に入って行きました。

 「日高の山」「舞い降りた天使」「花は咲けども」……この歌は<影法師>の作品をアレンジした<ともやバージョン>。ヒット曲「花は咲く」に対するアンチテーゼ、アンサーソングです。
 続いてヒューマン・ズーのレパートリーから「This Island」「三つの箱」……「三つの箱」は「うだうだのままもいいんじゃない?」という歌、なんだそうですが……
 さらにはフォークルのレパートリーから「青年は荒野をめざす」「悲しくてやりきれない」「ミー・アンド・ボビー・マギー」「蝉しぐれ」「永遠の絆」と唄って終演となりました。

 アンコールでは北山修さんの『帰れないヨッパライたち』の話や、山口の反原発集会で「We Shall Overcome」を唄うと若い人たちはきょとんとしている……といったお話をされ、歌はなしでお開きとなりました。


(掲載: 14/7/17)

  
 
きたやまおさむ よいよいよい祭 Vol.3. 第2部
■ 14/6/15 サンケイホール・ブリーゼ ■

 第1部(元気)に続いて、第2部のテーマは「どんな音楽が好きですか」。
 まずは杉田二郎さん、高石ともやさん、山本コウタローさん、城田じゅんじさん&内藤希花さんが順に呼ばれて、テーマに応えては1曲ずつお披露目。ともやさんの答え「コード3つの曲」きたやまおさむさんは「アホにならない?」、じゅんじさんの「アイリッシュはあまり聞かないですね。いつも頭の中で鳴ってるから」という答えには「それは幻聴」などと鋭く突っ込まれていました (^o^;

 引き続いて中盤、各出演者のコーナーに入りました。希花&じゅんじ、高石ともやさん、杉田二郎さん、山本コウタローさんの順に登場…… 何でも「なつかしのフォークソングコーナー」だったそうですが、ともやさんは<影法師>の作品「白河以北一山百文」「花は咲けども」を取り上げて、ヒット曲「花は咲く」の裏側、東北の実情について語られました。山本コウタローさんは「走れコウタローと岬めぐり、たった2曲で40年」とのキャッチフレーズ(?)で突発性難聴を明るく乗りこえた姿を見せてくれました。バックの演奏には、加戸さん、という名前で金海孝寛さんのマンドリン、ギターも加わっていました。

 ここで自称「パーキンソンのキーパーソン」こと、永六輔さんが車椅子で元気に登場☆ リハビリ中の「上を向いて歩こう」のエピソードや、梓みちよさんの「歌が歌手をしばりつける」という話、ともやさんに「遠くへ行きたい」を「東北へ行きたい」と唄ってもらったり、いつか宵々山でやった「簡単な暗算」などで会場を沸かせて行かれました。

 後半は「クスリと笑って帰れるように」とのコンセプトで各出演者が再登場♪ きたやまさんも47年ぶりくらいという「オー・パパ」を聞かせてくれました。ともやさんは「あるおっさん云いはった」、コウタローさんは「漕げよマイケル」で会場とのやりとりをしてくれました。

 歌の合間にきたやまさんは今後への思いを吐露されていました。
 「祭りに参加できなくなっても、祭ばやしを聞きながら、遠くでボーっとしているのも結構いいよ。そこのところを歌にしてやりたい」
 老年期に向けて、新たな意欲を燃やしているようです。
 永六輔さんは最後の講評として「今日は樺美智子さんの命日です。そのことを忘れてないで下さい」と……
 今国会では集団的自衛権が解釈容認されるかもしれないという恐ろしい事態に陥っています。まるで洪水のように、半世紀でこんな瀬戸際にまで来てしまうなんて……

 アンコールでは永さんが大きな声で歌詞をリードして「上を向いて歩こう」をみんなでシングアウト♪
 今日はとても密度が濃い、充実した音楽会になりました。

(掲載: 14/7/17)
加戸孝寛さんのお名前表記を間違えていました。
おわびして訂正いたします。(訂正: 17/4/15)

 
 
第10回 ありがとう 
ピースナイン・コンサート  ラスト公演
■ 14/7/19 京都教育文化センター ■

 10年間続いたこのコンサートもついにファイナル…… 残念です……
 チケットも完売して、当日券もなかったそうです。早目に行ったつもりですが、既に長い列ができていました。

 最初の出演は川満七重さん。歌は「安里屋ユンタ」「てんさぐの花」「なりやまあやぐ」の3曲。
 続いてはレギュラーの高石ともやさんです。1曲目「どこにいればいいんだろう」の後、今年亡くなったピート・シーガーさんや、マルビナ・レイノルズさんのお話――替歌を作ることや文明と文化の違いなど――をされ、「死んだ男の残したものは」を唄った後は、谷川俊太郎さんや、武満徹さんのお話をされました。続いてともやさんが今年力を入れているパワープレイ曲、影法師「白河以北一山百文」「花は咲けども」の2曲を。
 「それぞれの秋 清水」「捨ててこそ 空也」の巡礼ソングと「あくび」「陽気に行こう」を唄って、第1部終了となりました。

 第2部は松元ヒロさんで開幕です! この方も、ピースナインのおかげで知ることが出来ました。とても愉快で素晴しい芸人さんです♪
 危険なネタも交えながら(笑)、最後は「憲法君」の熱演を見せていただきました☆ また機会があったら、新しいネタをゼヒ拝見しないといけませんね!!
 ……にしても、こうして気を使って書かないといけないというのは、日本に本当の自由なんてない…… ということに他ならず。でも、少しずつでも抵抗し続けないと、取り返しのつかないことになりますからね…… ヒロさん、がんばってくださいね!

 次のゲストは野田淳子さんです。「涙のうしお」「あなたを送った朝」「時を超えて」の3曲を聞かせていただきました。

 そして、今年もトリは笠木透と雑花塾です。1曲目はおなじみ「私に人生と言えるものがあるなら」。笠木さんは“三途の川の真ん中まで行ったが呼び戻された”と語り、杖をついての登場で途中イスに腰掛けたりもされていましたが、歌声は力強かったです。「カンオケの穴」「焚き火」「えんねさんのジャガイモのすり焼き」「平和の暦」(“今年はこれで紅白に出たい”んだって!)と続きます。
 “東電、政府、規制委員会だけが悪い、と言うのはちょっと違うのではないか?”という笠木さんのコトバに続いて初めて聞くのは「水に流すな」。力強く、静かな怒りを感じる一曲でした。最後は「ペンペン草」(川満さんの三線も入って)と「豊かな青い海」の2曲で雑花塾のコーナーを締めました。

 エンディングは合唱団ポケットや出演者が総登場して「ピースナイン」「街」「私の子供たちへ」をみんなで唄いました。
 アンコールは「あなたが夜明けを告げる子供たち」でした。


(掲載: 15/4/27)

  
 
大往生一座 旗揚げコンサート
■ 14/10/15 京都府立文化芸術会館 ■

 <大往生一座>という、新しい趣旨のコンサートが、宵々山世話方会の主催で立ち上がることになりました。主役は大往生を控えた永六輔さんと笠木透さんのお二人?
 開演20分前。宵々山と同じように永六輔さんが車椅子で登場。パーキンソンの話や初めてカラオケに行ったこと、黒柳徹子さん回転ずしに行った話などを楽しく話され、拍子木を取り出すも、うまく鳴らせず本日中のリベンジを約束されました。
 開演時間となり、世話方会スタッフの口上と出ばやし、そしてごあいさつが、歴史と想い出ある宵々山のちょうちんの下で披露されました。

 最初の出演者は高石ともやさん。灰谷健次郎さんのお話をされ、「おじいさんの古時計」「再会」「永遠の絆」「陽気に行こう」を唄ってくれました。
 二番手は小林啓子さんで、「比叡おろし」「生きるものの歌」「さよならを言う前に」の3曲。
 続くはなぎら健壱さん。歌は「東京節」「労務者とは云え」「英ちゃん」「証」。“「花は咲く」を聞くとゾゾゾッとする”とおっしゃっていました……
 「世界に一つだけの花」とか、マスコミでヒットした歌、っていうのは、どこかそらぞらしくて偽善ですよね……

 そして、笠木透さんが車椅子で登場…… 6月までは歩いていたそうですが、その後抗がん剤を使い始めたとか…… 増田康記さんのギターで「雪の野辺送り」「カンオケの穴」「水に流すな」。“終活ソングを作れば作るほど長生きしている”ナドとお話しされながら、力強く歌って下さいました。

 「大往生村村長」こと、永さんが再登場して、誕生日はは親が一番苦労した日だから、母親に感謝しなさい、お墓参りしなさい、などとお話された後は「ヘイヘイヘイ」
 “御嶽山の噴火は、人間のおごりへの怒りだ”との笠木さんのコメントもありました。
 最後の曲「街」の後、永さんの拍子木一本で締めとなりました。
 アンコールはともやさんが一人で短くまとめられ、本日はお開きとなりました。

 永さんも笠木さんも車イス、という、大変なコンサートで (^_^;)、時の流れの残酷さを痛感しちゃいますねー
 でも、お二人とも気力・気迫は十分で、まだまだ活躍していただきたいです! 安心して天国へ行けるような世の中の情勢じゃないですからね!
来年の第2回も楽しみにしています〜♪

 ……でも、笠木さんの元気に歌う姿を見るのは、今日が最後になってしまいました……

(掲載: 15/4/27)
 
 
私の好きな木
■ 14/11/9 京都府立植物園 ■

 今年はあいにくの雨、ということで、会館2階の多目的室での開催となりました。
 私の好きな木・代表の牧野さんのごあいさつの後、<ラニヤップ>小室等さん・こむろゆいさん)が登場。「ここ」(? だったと思うんだけど)「ここから風が」「雨が空から降れば」では、演劇「スパイものがたり」のお話も少し聞かせて下さいましたが、ゆいさんに「常田さんのモノマネにみがきがかかってきた」ナドと言われてました (^_^;)
 「だれかが風の中で」の後、進藤了彦さんが加わり「おはようの朝」「一匹のカニ」「103才になった鉄腕アトム」(朗読〜アトムの歌)の谷川俊太郎作品集のコーナーとなりました。
 こむろゆいさんボーカルの「初恋」、進藤さんの「山の上の芝居小屋」、土着民作品をゆいさんのボーカルとウクレレで「そこに歌が流れたら」、坂庭省悟さん作曲の「銀色のランナー」、そして「釜石小学校校歌」「ほほえむ力」と唄って、今年の会は終了となりました。
 MCでは、ムーミンのスナフキンのギターは小室等さんの演奏だという話も聞くことができました(もしかして有名な話?)
 最後はいつもの「一本の樹」を、牧野さんのメインボーカルでみんなで合唱し、記念撮影でお開きとなりました。
 レギュラー出演されていた宮崎勝之さんが、今春亡くなられ、姿が見られなくなったことがとても残念です。私と年も近いので、他人事とは思えず…… 健康にはみなさん気をつけましょう。


(掲載: 15/4/27)

  
 
高石ともや 年忘れコンサート ’14
■ 14/12/19 カメリアホール ■

 開演に先立ち、高石ともやさんと中川五郎さんが登場し、今年亡くなられたピート・シーガーさんのお話を――1963年カーネギーホールのレコードに多大な影響を受けた――というお話をされました。
 時間となって、1曲目は「花はどこへ行った」をみんなで唄います。
 続いて中川五郎さんの「バスの後ろ」、奈良少年刑務所の歌、ボブ・ディランの替歌、「腰まで泥まみれ」では、“過去の歌が今の歌になって残念”とおっしゃってましたが――40年以上経った現在、ますます戦争への道を突き進むこの国って、絶望的になりますね…… 何も変えられない私たちの無力さに対しても……

 高石ともやさんソロのステージは、「海に向って」で始まりました。
 “花は咲いても見る人がいない”と、偽善だらけの復興ソング「花は咲く」のアンチテーゼとして影法師が作ったアンサーソング「花は咲けども」「白河以北一山百文」を紹介。この2曲は今年のともやさんのテーマソングでしたね。作者の青木文雄さんもステージに呼ばれて登場しました。
 つづいてベ平連、鶴見俊輔さんのお話しなどされながら「We Shall Overcome」「蝉しぐれ」で第1部終了となりました。

 第2部はともやさんとバンジョーの坂本健さんが登場。ともやさんが最近リードギターをマスターした「赤毛の少年」「アーカンソートラベラー」を、今回も披露。「母のふるさと」「私を待つ人がいる」、会場みんなで輪唱した「夕空に祈ろう」、“限界集落の歌がたくさんある”と「日高の山」「フォギーマウンテン・ブレイクダウン」では坂本健さんが少しずつテンポを上げてギターのともやさんを困らせてました。
 「せめて今夜だけ」「クリップル・クリーク」「舞い降りた天使」を演奏した後、坂本さんは退場となりました。
 「平成26年の歌」の後、今年亡くなった高倉健さんについてのウラ話が。以前、宵々山に呼びたいと手紙を書いたそうですが、「映画の世界の人間なので」と断られた――ということがあったそうです。
 「白い傘」「わが大地の歌」、そして、笠木透さんの新曲「水に流すな」をみんなで唄いました。

 坂本さんが再登場して「春を待つ少女」――桂米朝さんのお気に入りだそうです―― 中川五郎さんも加わって最後は「陽気に行こう」で幕となりました。
 アンコールは“9時も過ぎたので”あいさつのみとなりました。

(掲載: 15/4/27)
 


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 last update: 15/4/27