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1969年の西ドイツ。 ドイツ人のサーシャと英国人のマンディは学生運動の同志だった。 集会で警官に殺されかけたサーシャを救ったマンディは強制送還される。 それから10年、マンディは英国文化振興会で働いていた。 出張で東ドイツを訪れたマンディの前に、資本主義打倒を目指す東側のスパイとなったサーシャが現れるが……。 東西冷戦が激化するなか、相手陣営に偽情報を流すことに奔走する主人公を描く、スパイ小説の傑作。 カバー より
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カバーデザイン/k2 カバー写真/Songquan Deng/Shutterstock.com | |
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1989年、ベルリンの壁が崩壊し、サーシャは姿を消した。 マンディは英国文化振興会を隠れ蓑にスパイとして活動していたが、冷戦終結で仕事を失い、ここ10年あまりは普通の生活に戻っていた。 そこへサーシャから、再び国のために働こうと申し出を受けるが……。 2001年の同時多発テロ以降、発言力を強めた米国が英国とともにイラクに侵攻し2人の運命を変えてゆく。 40年にわたるスパイの友情を綴った名作。 解説/古山裕樹 カバー より
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カバーデザイン/k2 カバー写真/©Adobe Stock |