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時代は米ソ冷戦真っ只中、強力なKGBとCIAは、鉄のカーテンを挟んで活発な情報戦を繰り広げていた。 一方ポーランドの惨状に心を痛めたローマ教皇は、密かに親書を認めた── 政府が抑圧を続けるなら、自分は国民のために教皇の座を捨て、祖国に戻る。 教皇の挑戦状にクレムリンは動揺する。 ロンドンではCIAの若き分析官ライアンが、英SISに招かれてソ連の経済分析を行なっていた……。 カバー より
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カバー装画 佐竹政夫 デザイン 新潮社装幀室 | |
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KGB本部地下で、通信将校ザイツェフはどうにも容認できない作戦が進行していることに気付いた。 罪のないローマ教皇の命を、なぜ奪わなくてはいけないのか? 彼は通勤途中でいつも出会うアメリカ人に近づく。 CIAに違いないと睨んだからだ。 アメリカ本国ではライアンに期待を寄せるCIA長官が、彼に極秘任務を与え、ライアンは妻キャシーにも言えない作戦に従事することになった・・・・・・。 カバー より
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カバー装画 佐竹政夫 デザイン 新潮社装幀室 | |
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赤い国からの亡命志望者〈ラビット〉は本物か? 彼は何を知り、何を望んでいるのか? CIAと英情報部SISはあらん限りの手段を尽くして真実を追及する。 しかし諜報戦の世界に真実はないのだ。 仮の姿でモスクワに勤務するCIAフォーリ夫妻は〈ラビット〉との接触に成功し、天才的な救出作戦を考え出した。 そしてCIA分析官ライアンは、生れて初めての工作活動のため、敵地に赴く……。 カバー より
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カバー装画 佐竹政夫 デザイン 新潮社装幀室 | |
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いよいよ〈ラビット〉一家が動き出した。 ライアンは、彼らの生命を守るための、神をも欺く作戦の仕上げに取り掛かる。 〈ラビット〉のもつ情報に驚愕したCIAとSISは、一転して教皇の生命を守る方法を必死に考えることになった。 気丈な教皇を公の場から遠ざけることはできない……。 現実の事件や実在の人物を巧みに織り交ぜ、圧倒的なリアリティで迫る、詳細な諜報小説。 全4巻完結。 カバー より
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カバー装画 佐竹政夫 デザイン 新潮社装幀室 |