カバー・デザイン:コガワ・ミチヒロ 写真:MON-TRESOR |
1936年秋、スペイン―― 英国の詩人ジュリアン・レインズは共和国軍に身を置き、ファシスト反乱軍と戦っていた。 そのレインズが、ケンブリッジ大学時代に洗脳された、ソ連のスパイではないかとの疑惑に、英国情報部MI6はレインズの旧友ロバート・フローリーを派遣する。 いやおうなく戦闘の最前線に投げ出されたフローリーの前途に立ちふさがるドイツの義勇兵、ソ連軍情報部の狡知な罠。 そして、戦乱の地に展開する、英ソの暗闘。 スティーヴン・ハンターの名を日本の読者に知らしめた巨匠若き日の傑作、ここに復活! カバー より
1937年――。 膠着状態が続くなか、内部分裂し混乱する共和国軍に対し、ファシスト反乱軍は次第に占領地域を拡大していった。 フローリーはレインズとともにファシスト反乱軍の軍事拠点である、橋の破壊を命ぜられる。 この危機的な状況下、フローリーはレインズの正体を確かめようと苦闘する。 謀略、恋愛、宝探し――。 『狩りのとき』などの最近作で冒険小説の頂点を極める作家ハンターが、スペイン戦争を舞台に、スパイたちの織りなす頭脳戦を描いた、ロマンチシズムの香りたかき力作長編。 カバー より
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