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インド洋を漂流する焼けただれた船が発見された。 水温調査をしていたNUMA(国立海中海洋機関)の双胴船だった。 サルベージと真相究明にモルディブへ向かったオースチンらNUMA特別出動班は、船体の燃え滓の中に異常な物体を大量に見つける。 顕微鏡を覗いてみれば、まるで微小な“機械”のようにも見えるが、これは……。 出動班の面々は手がかりを求め、電子の神と称されるエンジニアにして環境保護主義者のマルケッティのもとに急ぐが、彼らはそこでさらに大きな脅威を目撃することになる。 カバー より
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カバー・デザイン:岩郷重力+ WONDER WORKZ。 カバー・イラスト:岡本三紀夫 | |
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マルケッティが根城とする人工島が浮かび上がってきたのは、気候の改変を目論む一派の存在だった。 地球環境が激変すれば、あまりにも多くの人間の生活が破壊されることになる。 人工島へ送り込まれた刺客を振り切ったオースチンと相棒のザバーラは、首謀者と目されるイエメンの実業家のもとへ急行する。 待ち受ける危機の連続を知恵とガッツと軽口で乗り越えながら、ふたりは野望粉砕に突き進む。 含み笑いを携えて、カッスラー活劇が最高速度で展開する、〈NUMAファイル〉シリーズ第10弾。 カバー より
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カバー・デザイン:岩郷重力+ WONDER WORKZ。 カバー・イラスト:岡本三紀夫 |