![]() |
カリフォルニア州の海岸沿いの町ケープ・ヘイヴン。 三十年前にひとりの少女が命を落とした事件は、今なお当事者たちに暗い影を落としている。 十三歳の少女ダッチェスは「無法者」の血筋を引くことを心の支えに、不安定な母親と幼い弟を守って生きていた。 だが、事件の張本人ヴィンセントが刑期を務めあげて三十年ぶりに町に帰ってきたことから、新たな悲劇が一家を襲う――。 読む者の胸を打つ、終わりから始める人々の物語 カバー より
|
| カバーイラスト/坂内 拓 カバーデザイン/早川書房デザイン室 | |
![]() |
ダッチェスは弟ロビンとともにモンタナの大自然の中で次第に穏やかな生活を取り戻していく。 銃の撃ち方や乗馬を習い、友人もできる。 一方で、ヴィンセントはかたくなに救いの手を拒み、みずからを弁護しようとしない。 彼の真意はどこにあるのか。 姉弟ははたして幸せをつかめるのか――。 二〇二三年度本屋大賞翻訳小説部門第一位に輝き、同年のミステリランキングで三冠を達成した、比類なき傑作ミステリ。 解説/川出正樹 カバー より
|
| カバーイラスト/坂内 拓 カバーデザイン/早川書房デザイン室 | |