ブログと検索

カテゴリ:パソコン関連 ■2008/02/13
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 ブログの流行で何が変わったかといえば、検索のときにブログのページが大量に引っかかるようになったってことだ。
 「今この時に」必要のない情報をゴミだとみなすなら、一般的にいってブログページはゴミ率が高い。
 日付によって情報が細断されるために、「まとまった情報」が非常に取りにくいためだ。
 情報を構成する意思を放棄している、というか。

 もちろん、Webの世界ではリンクという形式そのものが情報を分断化すると指摘されて久しいし、もともと高いレベルでまとまったページはやたら少なかったのだが、状況は悪化しているようにみえる。
 Webの中では、もはや「ページ」という概念が変わろうとしているのだろう。
 それはひとまとまりの単位であることをやめ、単なる情報の組み合わせになった。「紙」の模倣から、情報そのものへと純化していく過程なのだろうか?

 しかし料理の中で「生」でも美味しいのは材料が新鮮な時の刺身やサラダくらいのものである。煮たり焼いたり手間をかけるのをやめてしまったら、ひどく味気ないものになりはしないか。

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