「アレクサンドル~ネヴァ大戦~」がいい。



ほとんど期待しないで借りたDVDですけど、意外に良かった。

内容は中世、ノヴゴロド公国というロシアの小国の王子が、攻めてくる外敵に立ち向かうというもの。
中にも外にも敵がいる状況、謀略のおかげで部下も友すらも疑わざるを得なくなってしまうが、さて、というところです。

感心したのは中世の田舎くささ。戦闘では鎧としてチェインメイルにスケイルを着込むわけですが、剣より長柄の手斧を力任せに振り回す方が効果的だったりするし、乱戦になったらとにかく殴り倒す。
実際はたぶんこんな感じだよな、ってのが見れてうれしかったです。

でクライマックスが国家の命運を決める超重要な会戦なわけですが、待機している兵士は武器を横にごろごろ寝転んでるわけです。このちゃんと規律正しく整列なんてまったくしてないところがいい! 体力は温存しなきゃ。

道化がちゃんと道化してるし戦略は筋が通っているし、恋も毒薬もあり。
CGバンバン使ったスペクタクルとは縁遠いけど、なんかちゃんとした中世ものでした。

 

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