尾崎豊の『街路樹』が意味わからないっていうけどさ
むしろ『ドーナツ・ショップ』の方が謎。
歌詞だけから解釈するシリーズ。
街路樹の歌詞
解釈の一つに過ぎないとあらかじめ断っておくが、私は『街路樹』という曲は「女にフラれた男がやけくそになって歌ってる情景」なんだと思う。
前提とする情景:道路。大きな壁がある。地下鉄の風が吹き上がるような場所。多分ニューヨーク。しっとりとした雨が降っている。雨除けか壁の近くには数人の男女がいて、その影が街路樹に見える(ここ大事)。ひとり、男がRock'n Rollを歌っている。
この男は彼女にフラれたなんてカッコ悪いことを認めたくなくて、言葉がひたすら回りくどくなってんのね。
「昨日見た夢の 続きを見ていた」──今日フラれた。それが信じらんない。
「別々の答えが 同じに見えただけ」──考え方の違いが出てきたんだねえ。
降り注ぐ雨が自分の涙みたいじゃねえか。
壁際にいるカップルたちみたいに、もう一度やりなおせねえかなあ。
「おまえはドアを蹴り開けて 毎日と尋ねた」
このフレーズが一番唐突で意味が取りづらいけど、まあ想像すると
「ストリートミュージシャンとか言って毎日毎日ぐだぐだしてて、このままでいいと本気で思ってんの?って彼女が怒った」
ということだと思うんだよねえ。蹴り開けるって相当怒ってるよ。
それに対して男がどう答えたか。
「考えちゃだめさ 答えてごらんよ」→「そんな怒んなよ。俺のこと好きなんだろ? 楽しかったじゃん」
彼女の方は未来を見ててケツ叩いてるのに、
「ずぶ濡れで 夢抱きしめている君さ」→「お前にはお前の夢があるんだろうけど、独りじゃきっと淋しいぜ(だから別れるなんて言うなよ)」
結局フラれて、4時間も立ち尽くす男。
あまり格好いいもんじゃありませんな。
タグ{雑文::バカっぽい解釈}
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バカっぽい解釈しかできないあんたが羨ましいよ