ガールズ&パンツァーのスタイル



劇場版のほうも成功、めでたい。

実のところ、ガルパンは(個人的には)そんなに好印象ではなかった。
しかし、「なぜモンティ・パイソンネタを多用するのか」を考えたとき、少しわかった気がする。

ガルパンの設定がガバガバなのは多くの人が指摘しているところだが、制作側はまったく気にしていない(ように見える)のはなぜか。
まったく汚れない戦車、砲弾の直撃や戦車が横転してもかすり傷一つ負わない乗員など、リアリティを無視する一方、戦車のモデリングの正確さ、効果音、細かい動作などを追及するバランスの悪さ。

これらはガルパンをモンティ・パイソン・スタイルの一つのコント(スケッチ)として捉えることで解決する。

モンティ・パイソン・スタイルとは何か。
ツッコミ不在のボケ倒し、である。
ツッコミは観客にすべて委ねられてしまっているのである。
説明なんて野暮なのである。
ヘンなところはすべてボケなのだから、観客は勝手にツッコめばいいのである。

モンティ・パイソンネタの多用はモンティ・パイソン・スタイルの表明だとすれば、もう面白ければどうだっていーじゃん、という結論に落ち着く。

というわけで、いいんじゃないの♪



 

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