Jan 23, 2022

「命売ります」（三島由紀夫）を読んだ



　三島に珍しいエンタメ小説ということで読んだけど、なんか都築道夫が書いたんじゃねえのって筋で進んでいく。
　でもちょいちょい端っこに変な文があって笑う。

　一番好きなのは主人公がナンパして女の部屋に上がり込み、一発やるんだけど、

『女の身体には、何だか田舎の干草のような匂いがしたので、あとで羽仁男は自分の背広に干草がついていないのを訝しく思ったほどだった。』

　冗談なんだよね？


　ただオチは少し弱い。
Posted at 16:33 in そのほか雑多な話題 | コメント (0) | Edit
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