江戸で人魚が遊女やってたってさ。



人魚に関する疑問といえば、日本は人魚ミイラの生産地であった、という奴である。
サルの上半身と魚を組み合わせたものだというのがほぼ定説化している。
(画像はミイラ注意なので載せないが、興味ある方はgoogleブックスで「決定版妖怪ミイラ完全FILE」という本を検索してほしい。けど私がこの本で一番衝撃を受けたのは『件』の剥製の写真…脱線)

本当にそうなのか?
外国に売るほどたくさん作っていたなら、もっと現物や資料がゴロゴロ出てきてもいいんじゃないか?
姿にしても、日本に多く残る絵は(全部とは言わないが)どちらかというと人面魚だよん。むしろあのミイラは魍魎に近いというか。

そういうわけで資料をあたっているのだけれど、凄まじい情報量を誇る東京人形倶楽部あかさたな漫筆様も同じような疑問を抱いてらっしゃるらしい。ちょっとうれしい。

江戸時代の黄表紙にも人魚が出てくる。浦島太郎が鯉と浮気して出来た子供、らしい。結婚したけれども、生活が苦しくて遊女になった。生臭くってやめさせられたそう。
無茶苦茶である。絵は歌川豊国だ。無駄に上手い。
江戸ガイド様に詳しい。
まあこれは江戸ギャグとしても、こういう方が日本っぽいんだけどねえ。


 
 

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