妖怪とガンダム



「絶対城先輩の妖怪学講座」(峰守ひろかず氏)という本を読んでいたら、
『妖怪は後付けの情報で印象や設定がいくらでも上書きできるという好例だな』
という一文に出会い、これってモビルスーツだよな、と思った。

もともと初代ガンダムに限っては『武者の妖怪退治』という要素が濃いと前から思っていた。ガンダムのデザインからして甲冑をモチーフにしてるらしいし。
戦争を描きながら江戸の匂いを放つ武者絵をデザインで表現するという無茶。

(ジオンの)モビルスーツは妖怪であるという見地に立てば、グフの肩にある実戦的でないトゲの意味が分かる。あれは牛の角なのである。
渡辺綱を思い出すまでもなく、腕を切り落とされるのも必然であった。
ジオン水泳部の海坊主感。
ラスボスのジオングに至っては足がないのに加え、生首が飛ぶのである。怖い。

少し話が逸れたが、妖怪と同じ原理でモビルスーツが変遷しているのかもしれないのである。妖怪学を武器にツッコんでみるのも面白いかもしれない。



 

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