金属板(アルミ)に文字を彫り込んでみる



タイトルそのまんまなんですが、ヘアラインのあるアルミ板に文字を彫ったようなヤツを作ってみたいと思います。
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まずアルミの質感を作ってみましょう。
ヘアラインをどう作るかがポイントです。


例は640*480ピクセルで作っています。
まず縦に、ランダムに点を打ちます。

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「フィルタ」->「表現手法」->「拡散」フィルタを使い、細かいドットに分解します。
そうして細長く選択し、「アレンジ」->「拡大・縮小」を選んで、横だけを用紙いっぱいに引き伸ばします。

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「フィルタ」->「色調補正」->「明るさ・コントラスト」で、コントラストを下げ、明るさをバランスが取れるだけ上げます。
全体的には薄いグレーになる感じで。
線をもっとほしい場合、同じ手順で新しいレイヤーで作り、乗算か何かで重ねたあと統合します。

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今までの手順はペイントグラフィック2標準機能でやるためのものですが、ノイズ系のプラグインを入れてある場合、単純に白黒のノイズを引き伸ばすだけでOKです。

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これで金属部分はできました。文字部分に入ります。

新しいレイヤーに黒で文字を置きます。
その文字のレイヤーを複製しておき、一番上のレイヤーを非表示にしておきます。
忘れずにレイヤーのフォーカスを戻しておきます。

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「レコーダ」の「縁取り」を適用しますが、文字の影は使いませんので、メッセージが出た時点で影のレイヤーを統合せず、そのレイヤーを削除します。

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「フィルタ」->「色調補正」->「グレー化」した後「レコーダ」->「立体的にする」を適用。
そのレイヤーの重なり方を「反転乗算」にします。

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一番上のレイヤーを表示し、不透明度を下げます。10~20%ぐらいでしょうか。
おさまりのいいようにトリミングし、ついでに背景を「レコーダ」->「立体的にする」をかけてみます。

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新しいレイヤーでネジを作ります。
円を正円で色を変えて描き、ぼかしをかけて立体的にします。半透明の直線をひいて影をつけ、コピーして四隅に配置します。
六角形と円を組み合わせればボルトっぽいのもできそう。

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最終的にレイヤーをすべて統合し、色調を調節して完成です。

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