ツールボックスを把握しよう 4(カラーツールの1)

まず左側から片付けたいと思います。
下の図も参考にしつつ読んでいってください。
Image_paintgraphic2/colortool_1.jpg

一番上の、絵の具のチューブが「色」ボタンです。下の「トーン」ボタンと対になっていますが、通常はこちらが押された状態になっています。というか、「トーン」ボタンはもっと下の「トーンボックス」を設定するときにしか使いません。なんか右っ側が白黒になったな、と思ったら「色」ボタンを押し直してください。

「トーン」ボタンを押すと右側が白黒になり、選べるものが微妙に変わるのが判ると思います。ここでトーンを選んだら「色」ボタンを押して通常に戻ります。トーンに関しては後述します。

「描画色ボックス」は、今選ばれている色と効果を(ある程度)示します。まあ、「今、筆についている色」だと思ってください。マウスを使っている場合、左クリックでここの描画色で点が描かれます。左クリック&ドラッグで線がひけます。

「白黒ボックス」は下の色1、色2を白黒に設定します。それだけです。

「色1ボックス」「色2ボックス」は一時的に色を覚えておくための小さなパレットみたいなものです。上になっている方がアクティブ(動作中)なボックスです。画像の上でマウスを右クリックすると、一時的に「スポイト」ツールになってポインタのところの「色」を吸い上げ、アクティブなボックスにその色を適用します。要するに、絵のあちこちから色を拾ってこれるわけです。

「トーンボックス」トーンを使用するかしないかを表示する場所で、使用しないときはバッテン、使用するときはその内容が表示されます。クリックするごとに使用する、しないが変わります。
トーンの効果をおおざっぱに言うと、ふつうの色の代わりに模様で塗っていく感じです。描画色を変えることで塗られる模様の色が変わります。塗りのテクスチャとの違いは、トーンボックスに指定した画像の「黒い部分が透明に変換される」、という点です。中間の灰色は黒の割合によって透明度が決まります。
Image_paintgraphic2/tone.jpg

トーンボックスの指定の仕方
トーンボタンを押してトーン選択モードにします。右側が白黒になり、「パレット」「グラデーション」「テクスチャ」の三つの大きなタブが出ます。さらに「パレット」タブには「グラデーション」「テクスチャ」のボタンがあります。
基本的には「パレット」タブの中からサンプルを選びます。良いのがなくて調整したい場合、上の方の「グラデーション」「テクスチャ」タブで詳細な設定をし、パレットに登録する、という流れになります。
PaintGraphic2での「パレット」という用語は、色を置くだけではなく、いろいろなサンプルをまとめておく場所だと思った方がいいです。これはトーンだけではなくカラーでも同じです。
ぶっちゃけ私はあまり使わない機能なので、興味のある方はいろいろいじってみてください。

「前に使った色ボックス」はその名の通り(というか、今私が考えたんですが)、新しい色を選ぶたびに一番左上に登録され、残りは一つずつ後ろにずれていきます。ブラウザでいう履歴みたいなもので、違うところを塗ってから前に塗った色がほしいときなどに重宝します。


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