F91(1/144 HGUC)[1]



賛否両論聞こえてくるこのキットですが、くそみそにけなされているコメントを見るとさすがに可哀相になってきます。

特徴はよく捉えていると思うし、可動十分、小さいのに強度的にヤバそうなパーツもあまりなし(全くないとは言わない)。プロポーションは確かに変だけれどいつものことだし。

むしろスタイリングの変さはポリキャップの制約と強度の確保のせいだと思う。
素性は良いキットですよ。

最大の問題は、「F91のデザインは定規だけで描けるようなガンダムから脱するために、曲線を最大限に生かしたものである」ということを設計段階で無視していることだと思います。
エッジが出てればカッコいいと思うのは、間違いです。(RGのZガンダムもほぼ箱だったなあ)

プロポーション的な問題は、股関節の軸の位置が低い、腰が細いくせにサイドアーマーが離れすぎ、肩が大きすぎ、という3点に集約されると思います。
細かいところは取捨選択だと思います。

Image_plamo/f91_01.jpg

ピント合ってなかった。
肩を長方形じゃなくて三角形になるように線のところを削ると設定画に似てきますが、フィンをつけたときに違和感が出ます。ここはフィン自作しちまいましょう。
ビームシールドの付くところ、太すぎです。ここにディテールあったってまったく見えないので気にせず削ります。

Image_plamo/f91_02.jpg

股関節のパーツを1ミリ上に上げ、代わりに足の甲のパーツに1ミリ下駄をはかせます。
サイドアーマーは受けの穴の周りを削れば奥に押し込めるようになりますので、楽な改修です。可動範囲は少し減るかもですが、そもそも真横に足を上げるポーズってのはそうないですし。

これでかなりフツーのプロポーションになります。
全身のエッジを落とすとさらにF91っぽくなります。

続く。


 

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