”哲学の本から生まれたトリオなキャラ”ソフィスタとメシア、そしてメシアが使える神。このトリオがメインなお話を、初めのうちは考えていたのですが…メインはソフィスタとメシアだけでしたね。今回。このキャラたちを思いつく前、『ソフィーの世界』という哲学ちっくな本を読んでいました。 学校で借りて読んでいた本で、途中までしか読めずに返却してしまいましたが…哲学ちっくなお話が好きな私にとって、とても面白い内容でした。 そんな中、思いついたキャラがソフィスタです。名前で既に影響されていますね。『ソフィーの世界』に。彼女の名前は哲学者を意味する言葉からとりました。 ソフィスタには、神の存在について調べている、優秀な女学生という設定を与えました。私自身、神について興味を持っていますし。 ちなみにセタとルコスは、彼女が優秀な魔法使いであることを示す魔法生物として、肩に乗せました。まあただのオプションにってな精神で。 しかし、魔法でホイホイと命を作り出すことは、あんまりいいことではないような気がしたので、彼女の前に突如現れる神の使いは、そうやって命を作り出したソフィスタを裁きに来たという設定にしました。 それがメシアです。彼は、ソフィスタにとって未知の世界に住んでいるような存在にするため、種族は人間ではなく、トカゲのような姿にしました。 …まあ、個人的な趣味も入っていますが…(汗) “貴族なメシア”最初の頃のソフィスタは、冷血と言えるような性格ではありませんでした。マイペースで、ややボーっとしている感じのする少女で、友達もバッチリいました。一方メシアは、部族の中でも高貴な身分で、プライドが高くて偉そうで、人間を見下していたので、同じ種族の者から見ると良い指導者なのですが、人間から見ると嫌なヤツでした。 しかし、メシアの命を尊ぶ性格と、人間の常識を知らないという設定により、ツッコミ役にまわってしまったソフィスタは、だんだん暴力的で冷血になり、逆にメシアは性格が丸くなっていきました。 そして、現在に至っています。まあ、結果的にボケとツッコミが上手くいったので、よかったと思っています。 “残った謎”ソフィスタとメシアが出会い、一緒に暮らすことになるお話は、これでお終いですが…謎、けっこう残っていますね。メシアの種族についてとか、神についてとか。設定はちゃんとあるんです。他にも書きたいことが、わんさかあるのですが…ソフィスタの家族についてとか、彼女が冷血になった理由とか…設定してあるのですよ。 特にメシア…。タイトルにも名前が出ていますが、彼、重要な役なのです。お話全体的に。 人間と、自分の種族との関係。自分でも気付いていない、その二つの種族の中でも特別な存在である自分。神がメシアに紅玉を渡し、ソフィスタの元へ向かわせた、本当の理由。己の血に隠されている宿命…などなど、多くの設定があって、それらみんな書きたいのですが…今後、続きを書き上げる気になるかどうか…。 とりあえず、現在メシアの合コン話を書いています。何故か人間の合コンに参加しています。相変わらず騙されまくっています。 まあ、書き上げることができたら公開しますが…まだ先のことになりますし、書き上がらなかったり没ったりする可能性もありますので。 掲載しましたら、またお付き合い頂けると嬉しいです。 …ああ、LUNAR小説、最近書いていない…。 では、最後まで読んで下さった方々。ありがとうございました!! これからも海中遊泳とうみうしに、気が向いたら暖かい目を向けてやって下さい! 誰にも相手にされないと虚しいんです!! |
2004.4.25
umiushi