ザハムはこんな感じのダメ自警隊員です
読んで下さった方々、ありがとうございました!



”友達ゼロの冷血少女”

 頭が良くて魔法力も高く、見た目も悪くない。しかし性格は、冷血冷徹人間不信。態度も口も悪く、人を騙し踏み台にすることに躊躇が無い。
 優しい面も確かにあるけど、生徒たちからの評判は限りなく悪い。そんなソフィスタの学校生活の話となると、どうしても暗くなってしまいます。
 ということで、ソフィスタの暗い一面を明らかにしたお話でした。
 人間味に欠けた考え方で、誰も寄せ付けようとしない彼女ですが、メシアに言われた通り、誰かに甘えたいという、年頃の少女らしい感情が心のどこかにあるから、メシアの言葉に温かみを感じたりしているんです。彼女。
 馬鹿正直で単純で分かりやすくて、疑うだけ無駄な性格のメシアですが、人間不審なソフィスタにとっては、それくらいでないと温かみなんて感じやしません。
 人間の汚くて醜いところを知っていて、自分もそんな人間の一人だと考えていたソフィスタの前に、人間とは違う種族で、正直者の熱血漢なメシアが突如現れたことで、ソフィスタは彼に振り回されつつも、少しずつ信じる心を取り戻していくことでしょう。
 そのぶん、横暴になりそうですが(汗)

 …いや、恋愛的感情にまでは至っていませんよ。今回の話では。コイバナっぽいお話は、当分先の話になりそうです。
 その頃まで執筆する気力が残っていれば…。

”ソフィスタの秘密”

 以前こっそりと公開していた水着絵や、第一章から分かる通り、ソフィスタ、何気にスタイル抜群です。
 堅苦しい服装をしているかと思いきや、下着やパジャマといった、あまり人に見られない衣類は清楚で優しい感じがするものだったりと、以外とお嬢様っぽい面もあります。
 突っ張っていると思いきや、わりと女の子っぽい面が…こらツンデレだ。
 …魔法少女、眼鏡っ娘、金髪碧眼、顔立ち可愛い、何気に巨乳…さらにツンデレを加えると、かなり萌え要素が揃っているんだよなぁ。
 なのに全く萌えを感じさせないのは、やっぱりあの口の悪さと、横暴で狡猾な性格のせいかなぁ…。ツンデレっつっても、ツンのほうが飛躍してるし。
 他にも、横暴で冷血なソフィスタらしからぬ趣味がありますが、それはまたの機会に明かせればなぁと思っています。書く気力が沸けば(汗)
 メシアにも秘密は多いですが、ソフィスタにも秘密、あるんです。けっこう。

”世界とメシアの謎”

 魔法についてほとんど知らず、故郷でも魔法を使える者がいない、メシアの種族。
 アーネスがあるグレシアナ大陸の西側の港町に住んでいる、メシアがアーネスを訪れる前に世話になった人間の女性。
 もう一つのトルシエラ大陸にある、足を踏み入れた者の魔法力を消し去るため、調査が全く進まない『魔渇の砂漠』。
 リジェーンとルフルが使った、煙幕と無音の魔法が、突然効果を失った現象。
 メシアの左肩、胸に近い部位にある古傷…などなど、今回は特に謎を多く残した気がします。
 どれもメシアだけではなく、物語全体の秘密のキーワードとなっていますが、お話を書き続けることができれば、忘れた頃に出てくるかもしれません。
 …何にしても、先立つものは創作意欲か…(汗)

“出会いのお話は一段落”

 ソフィスタとメシアが出会った一日目と、魔法生物マリオンと戦った二日目は、第一話。三日目の合コンが第二話、四日目の自警隊との鬼ごっこが第三話。
 そして、五日目のソフィスタの学校生活が第四話と、連日のお話を書いてきましたが、ここいらで一区切りします。
 第一話〜第四話までが、ソフィスタとメシアの出会いの物語として、一まとめになっています。
 そして第五話は、現在執筆中です。アーネスの街全体が危機に陥って、いろんな所でバトルが繰り広げられたりと、そんなのを考えています。今回出番が無かったアズバン先生やザハムにも、頑張ってもらう予定です。

 では、お付き合い下さって、ありがとうございました!

2007.7.28
umiushi


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