”最長の第五話、やっとこさ完結”しんどかった…ホント、やっとこさ終わりました。第五話。最後まで読んで下さった方、心の底から感謝致します。…ちうか、いますか?最後まで読んで下さった方。 このお話、元々は『ヴァンパイアカース』ではなく、『ヴァンパイアウィルス』が蔓延するって話でした。 それも人間が作り出したものではなく、人間とは別の種族が人間を滅ぼすために作ったものという設定でした。 しかし話の内容を考えている内にイロイロと不都合が生じてきたので、人間が作り出した呪いということにし、名前もウィルスではなくカースに改めました。 細菌より呪いのほうがファンタジーっぽいし、効果とか都合良く変更できますしね。それにヴァンパイアウィルスって、別の物語とかで既に出まくっているので、カースのほうが斬新っぽくていいかなーと思いまして。 …斬新…そうでもないか。まあいいや。 ”無念にもボツったヒーロー戦隊”本当は、六章あたりでメシアのある秘密を明かすと共に、ヴァンパイアカース騒動は終わらせようとしていたんです。しかし、アーネス壊滅の危機とソフィスタに言わせた割には、これではあっさりカタがつきすぎると思って、もうちょっと引っ張ることにしました。…ちょっとどころではなく引っ張ってしまいましたが。 前々から考えていたMAゴーレムも、まだ出す予定ではなかったんですが…急遽出しました。 …実は、MAゴーレムは出さず、魔法アカデミーの教師数名が生身で戦う予定だったんです…戦隊ヒーローちっくに。 登場時のセリフとか、戦闘中のダサカッコいいセリフとか、私ものすごく考えたのです。 「水の貴公子、教師ブルー!」とか、アズバン先生ノリノリで名乗っていたんです。レッドやピンクもいたんです。 でもボツりました。 …まあ、各セリフは残してあるので、いつかは日の目を見る時が来る…かもしれません。 ”メシアのハニーフラッシュ”コレもやる予定は無かったんです。ホント。元々、訳あってメシアには転送の魔法が効かないという設定があって、それも今回の話では明らかにするつもりはありませんでした。 しかし試行錯誤の末、当初は精神操作系の魔法の使い手だったカトル先生が空間歪曲系の使い手に変更となりました。 んで、中庭の戦闘で、メシアがMAゴーレムの転送の魔法の光線を浴びるが効かなくて、そこからメシアとソフィスタが起死回生を計るという案を思いついた時…「服は?」という疑問が思い浮かびました。 そしてすぐ、「じゃあ脱がすか」という結論に至りました。ギャグ書きとして、それは当然の結論でした。 しかし、流石のメシアも丸出しのまま戦わないだろうということで、葉っぱをつけました。 丸裸で、隠すところだけ隠すのなら、やはり葉っぱでしょう。葉っぱ装備は丸腰だけど最強なのです。YATTAです。 あと、九章でメシアが真っ裸で「虎穴に入らずんば〜」とか「肉を斬らして〜」とか言って、ソフィスタが突っ込みを入れますが、あの部分のセリフ、最初はこう書いていました。 「ええと、こういうことを何と言ったか…確か、お尻に塗らずんば痔は癒えず!!」 「虎穴に入らずんば虎児を得ずだ!下品なボケかましてんじゃねー!!」 …メシアの真っ裸やら葉っぱ一枚やら、もう下品なネタばっかやっているので、これ以上はマズイと思ってボツりました。 うん、ハイジとクララのほうがスッキリしてるし、食事中も安全だ。ボラギノール的なほうをボツってよかった。 “謎の少年、ホーク”やっと登場させた〜金色の瞳の少年。物語の全体的に重要な役の少年です。でも彼も、まだ登場する予定ではなかったのです。 少なくとも、ソフィスタとメシアの前に現れる予定ではありませんでしたし、名前も出さないつもりでした。 しかし、今回でこの少年を登場させたことにより、今後のお話が書きやすくなったかもしれません。 赤ん坊の頃のメシアが見た、鷹に似た顔の少年との繋がりは? メシアが背負う、過酷な運命とは?特別な血筋の表れという、世界を救う力とは? ホークが望む世界とは?ヴァンパイアカースを放置していたという、その理由は? 謎だらけの少年ホーク。その実体とメシアとの関係も、少しずつ明らかにしていく予定です。 うん、予定ならいくらでも立てられる。そして「予定は未定」という言葉もある。 …さて、次回ですが…次回、どうしようかなあ。次回、あるのかなあ。 ネタとしては、ソフィスタのファンを登場させようと思っています。 でもこういうキャラってギャグ系のケースが多いんだよなー私。実際ギャグキャラだし。 ではでは、こんなダラダラと長いお話にお付き合い下さって、本当にありがとうございました!心よりお礼を申し上げます! |
2009.1.5
umiushi