フリルは難しいです
読んで下さった方々、ありがとうございました!



”ソフィスタ大好き娘、プルティ登場”

 前々から登場させたかった、ソフィスタ大好き娘のプルティ。彼女はポジション的にはザハムのようなもので、今後もけっこう出番があると思います。
あ、でも、次回のザハムの出番は全くありません。代わりにプルティがけっこう頑張るかも。
 しかし、ザハムよりプルティの方がベッタリ度が高いです。好きな人に対して。ザハムはメシアをマブダチと慕っていても、プルティほどメシアにつきまといませんし、メシアが他の誰かと仲良くしていたら、自分も一緒に仲良くしようとします。メシアに対し、独占欲はあまり無いってことです。
 …いや、あったら困りますよね。男同士で。当物語にやおい要素は一切入れないつもりです。
 一方プルティは、ザハムよりずっと子供っぽくてワガママで、ソフィスタをお姉様と慕って追いかけるし、ソフィスタが他の誰かと仲良くしていたら嫉妬します。
 プルティは本当の友達がいないことに、けっこう悩んでいます。でもまあ、確かに明るい性格だし、校長の娘という立場もあるし、メシアのようによほど嫌っている者でなければ優しいし、ソフィスタに渇を入れられてからは、ちょっと腹黒くも逞しい性格になったので、ソフィスタのように敵を作って陥れられそうになることは無いでしょうし、今後、友達ができていく…と思います。たぶん。

”残念な人間が多いアーネス”

 魔法力に特に秀でた生徒は、前々から登場させようと考えていました。あと校長も。でもあまり目立っていませんね。校長。
 登場数の多いアーネスの生徒や教師の中では、ソフィスタの魔法力の強さは、ソフィスタ<教員たち<プルティ<校長…となっております。
 …一番下ですが、ソフィスタより魔法力が弱い生徒は、学校全体の生徒数の三分の二くらいいますから。
 第一話に登場したミーリウ、第四話に登場したサイア、リジェーン、ルフルの、今後再登場の目処が立っていない女生徒四人とソフィスタの魔法力の強さは、ミーリウ<サイア<ソフィスタ<リジェーン<ルフル…です。
 これもソフィスタは位置的に中途半端…。それでも自分より魔法力が高い相手と戦えるのは、冷静で優れた判断力と度胸があるからこそなんです。魔法も広範囲に及ぶものより威力を集中させた使い方をしているから、強く見えるんです。
 逆にプルティは、魔法力はバカ高いけど頭脳はイマイチなので、強力な魔法が空回りし、せっかくゴーレムに乗ってもメシアを相手に苦戦していました。まあ、メシアが肉弾戦が強すぎることもありますが。
 …校長も、魔法力も高いし校長やっているだけあって頭もいいし、なかなかの人格者ですが…帽子の下を気にしすぎています。
 アズバンも合コン好きだし、エメは性格がおばちゃんっぽいし、カトルは何か運悪いし…。

 魔法力はなくても肉弾戦はめちゃくちゃ強いのに、基本やられ役なメシア。
 頭もいいし魔法力もあるのに、友達はいないしメシアとプルティに振り回されるソフィスタ。
 主人公二人も含め、残念なキャラばっかです。この物語。

”聖地アムセルと獅子吼事件”

 第六話は、第七話の複線や、さらにその後の複線をめいっぱい張り巡らせました。
 特に、人類発祥の地『聖地アムセル』のヘロデ王国で起こった、獅子吼事件。
 かつてヴァンパイアカースの恐怖から人々を救った『聖なる王』の子孫であり、事件の真相を隠し続ける、現ヘロデ王。
 そして、獅子吼事件を起こしたと噂されている、現ヘロデ王の第一子。
 謎の多いこの事件の真相が明かされるのは、まだまだ先のことになりそうですが、このお話の全体的に重要な意味を持っています。
 まあ、そこまで書ききれるかどうかはともかく…いや、頑張って書きます。
 あ、でも、聖なる王については、第七話でもちょっと…いや、かなり触れるかもしれません。

 ちなみにヘロデ王は、実在していた人物です。名前変えようかと思っていましたが、まあいいやとそのまま使っちゃいました。
 気が向いたら調べてみて下さい。

“次回は恋愛も有り”

 第七話のタイトルは、「それは一夜にも満たぬロマンス」です。もう決定しました。
 別タイトル、「ソフィスタの初恋物語」です!あの冷血少女ソフィスタが、初恋を果たします!しかも一目惚れです!

 王都ヒュブロで開催される、ノーヴェル賞受賞式典に参加するため、ヒュブロに訪れたソフィスタとメシア。
 一見平和そうな王都ヒュブロだが、その影には、王子暗殺を企むテロ組織が身を潜めていた。
 ヒュブロ城内に不穏な動きが現れ始める中、ソフィスタはアズバンの友達と思わしき赤い髪の騎士に出会う。
 共に王子暗殺の危機に立ち向かうことになった、礼儀正しく勇敢な彼に、気付けば胸をときめかせているソフィスタ。
 初めて抱いた、その想いの行方は?そして、留守番を言い渡されているメシアが取った行動とは?

 …とまあ、こんな感じにバトルと恋愛な展開が繰り広げられます。
 しかし当サイトには、こんな言葉がございます。

 「うまい話にはオチがある」

 …まあ、過度の期待は禁物ということで…いや、期待する人、いないか。

 ではでは、今回もお付き合いして下さり、ありがとうございました!!

2009.11.6
umiushi


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