”古代の生体兵器”元々、古代の施設で兵器として作られたロボットを登場させるつもりでした。生物ではなくて、ラピュタでもあるような古代の高性能ロボットみたいなのを。しかし、第十二話で怪物役に生物を登場させたので、施設で作られたのはロボットではなく生物ということにしました。 古代の生体兵器自体、登場させる予定はあったんですけどね。ただ、アメミットという古代エジプト神話の怪物ではなく、合成獣キマイラとして登場させる予定でした。 しかし、そう言えば第五話でソフィスタに「人食いドラゴンがいた」というセリフを言わせたのを思い出し、現代の人々から見ればドラゴンっぽいけど、古代ではアメミットと呼ばれていたことにしようと考えました。エジプト神話の怪物アメミットも、ライオンとワニとカバの合成で、すなわちキマイラですし。 こうして、第五話のソフィスタのセリフを伏線にした感じで、古代の生体兵器アメミットと、アメミットたちがドラゴンと呼ばれるようになった経緯を書きました。 第五話のソフィスタのセリフでは、人食いドラゴンの他に「魔法で肉体を強化された獣」と「猛毒を持った植物が大量発生」と書きましたが、強化された獣のほうは、第七話で出しました。でかい黒い犬と白い犬がソレです。 そして猛毒を持った植物は…一応、考えてはあります。日の目を見るかどうかは別として。出るよう頑張りましょ…。 ”トゥバンとラスタバン”トゥバンもラスタバンも、星の名前です。りゅう座の星です。この小説の世界にも、同じ星座と同じ名前の星があり、人間を護る巨大イタチに対し、それを神として崇める人々が、りゅう座の星の名前で巨大イタチを呼ぶようになり、それをラスタバン自身も気に入って自分の名前にしたという設定にしています。トゥバンの名前も、自分と同じようにりゅう座の星の名前をラスタバンが与えました。 まあ、本編でその設定を、今後持ち出すかどうかは分かりませんが。たぶん持ち出しません。 星座についても語ることは無いでしょうな。何かそれっぽいのがこの世界にあるんだなー程度で考えておいて下さい。 ”メシアの変化”変化と言うか、考え方を改めると言うか、見つめ直すみたいな?魔法生物と同じように、自然のそれとは違う生まれ方をしたトゥバンとラスタバンが、普通の家族と変わらないように仲良く幸せに生きている様子に、間違った命の作り方は絶対ダメ!不幸になるだけ!って考え方を見つめ直すようになりました。 そうさせる予定は前々からありましたが、今回のアメミットの話に組み込みました。 あと、人間とネスタジェセルは種族が違うから子供も作れないし、恋愛も無いという考え方も、ちょっと変えさせました。既に人間であるマリアに初恋を果たしていましたしね。 あと、物語"詩の子"の登場人物に、メシアの故郷ルクロスの墓石に刻まれている名前と同じ者がいて、境遇も似ていて…というところから、人間とネスタジェセルの間に子供が生まれる可能性も考え始めさせました。ラスタバンも、獣人の子孫がエリクシア村にいますから。あのカマイタチ三姉妹(自称)が子孫です。 こんな感じに、メシアのほうからもソフィスタとの距離を縮めて行きたいんですよ。「よし、試しに産ませてみよう」とは言いませんけどね。そういうことは愛情が無いと人間は受け付けないと、メシアは理解しているので。 まあ、べつに愛情が無くても人間は店とかセフ…この話はやめます。 “一応、旅の終着点です”次の話で、やっとこさ校長の帽子を取り戻せます。そして、ソフィスタの故郷なので、ソフィスタの家族も登場します。ソフィスタの過去にも触れます。 さらに、ソフィスタが通っていた女子学校が主な舞台になる予定なので、女子高生みたいなのが数人登場します。 性悪な少女たち、苦痛と恐怖に狂った少女の怨念、人の心を持て遊ぶボクっ娘など、女子学院ドロ沼展開を予定しております。さらにソフィスタとメシアの関係もドロドロさせます。 トゥバンも、ソフィスタとメシアのために頑張ります。 ではでは、完結までかなり時間がかかりましたが、ここまでお付き合い下さって、ありがとうございました!! …ちょっと言い訳をすると、お話を書いた下書きの用紙を無くして、すげぇモチベ下がったんですよ。自宅のどっかに落ちていると思いますが、もし外で落としていたら…考えたくない…。 |
2020.6.28
umiushi