エアデール・テリアはイギリスの
ヨークシャー平原というところの
エア渓谷(エアデール)で作り出された事から
この名前になりました。
テリアとは「土を掘る」意味のラテン語で
キツネやネズミ、ウサギ、アナグマ、
カワウソ、イタチ、モグラなどの
小型の害獣を駆除するお手伝いをする犬種のことです。
テリア犬種は体の大きさが様々ですが、
エアデール・テリアはテリア犬種の中で最も大きい事から
「テリアの王様」と呼ばれています。
この犬はヨークシャー州の昔からいたテリアに、
泳ぎの上手なオッター・ハウンドという犬を交配して
生まれたと言われています。
足が長い為に穴にもぐる猟には向いていませんが
カワウソ猟は特に得意で
水の中でも地上でも、獣猟でも鳥猟でも良くこなし
猛獣に向かってゆく唯一のテリアだと、もてはやされました。
第一次大戦の時にはドイツやイギリスで
伝令犬として使用されました。
イギリスでは警察犬として
一番早く認められたのはこの犬です。
日本へは昭和の初期にイギリスから来て
軍用犬に採用されています。
現在は警察犬や家庭犬として可愛がられています。
毛の色は、首や胸、足が黄褐色から茶色で、
胴体は黒色です。
この犬は毛が固く特殊なので
なかなかお手入れが大変です。
私もお手入れには泣かされました・・・。
性格は明るく陽気で少しとぼけた所があり
遊ぶことが好きな子が多いです。
※上の写真は「犬のしつけ(教育)方針」にて
掲載されています。
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