16世紀ごろに、イギリスから北欧の漁船に乗って、
カナダのラブラドール半島に渡った犬が祖先とされていて
後にイギリスに逆輸入されてこの犬種ができました。
レトリーブとは猟の時に、地上や水中に落ちた獲物を拾い、
飼い主の元に戻る犬の行動の事です。
レトリーブ→レトリバー=狩猟犬で、
獲物の回収が得意な犬種、というわけです。
その名の通り、猟のお手伝いをしていて
銃で撃ち落とした水鳥や氷上に落ちた野鴨を
取ってきたりしていました。
また、海岸で流された漁網を見つけたり、
漁網の浮きを漁師の元まで運ぶ仕事を
やっていて、とても泳ぎが得意です。
現在は水を怖がってしまう子もいますが
多くはビニールプールを出したりすると
もうハチャメチャに騒いでしまい、
後片付けがめんどうな事になります。
毛の色は黒、チョコレート、イエローの単色で、
胸に小さく白い斑点だけは許されています。
日本では特に盲導犬として活躍している姿が目立ちますが、
今は鳥猟犬としてよりも、盲導犬、警察犬、麻薬捜査犬として
社会に貢献しています。
現在、世界で一番飼育されている数が多い犬といわれています。
小さい犬ではなく、大きい犬を飼ってみたいという方が
この犬を選ぶ事が多いようです。
しつけ・訓練をする機会が一番多いような気がします。
元気でヤンチャな子が多いので一緒にいて楽しいのですが
元気過ぎて振り回されてしまう飼い主さんがいるのも事実です。
盲導犬のおとなしい姿を想像して飼った方は
そのギャップに驚く事が多いようです。
※上の写真は、それぞれ
「ご連絡先」「犬の大学科」
「グループしつけ教室」にて掲載されています。
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