ジャーマンは「ドイツの」という意味で、シェパードとは
「羊飼い」の意味です。
その名の通り牧羊犬として
人々のお手伝いをしていました。
ドイツ山岳地帯のチューリンゲン、クローネ、
バーデン、ヴェルテンベルクなどにいた、
牧羊犬達を交配して改良を重ねた結果、
今の形になったといわれています。
軍用犬として負傷兵の救出や通信、伝令などで
重宝された歴史もあります。
戦争は起きてはいけませんが、
私は軍用犬達と兵士達のことが書かれた本や
テレビを見て感動したり悲しくなったりして
深く心を打たれ経験があります。
作業能力・学習能力を重視した事で、
20世紀初期までは、毛の質や長さには
多くのタイプがいて
ロングコートやワイヤーコートなどがいましたが、
近年は各犬種団体が公認しているのは
ショートコートだけです。
毛の色はブラック・タン、ウルフ、黒です。
イギリスではジャーマン・シェパードの事を
アルザッシャンと呼んでいます。
理由はルーツがフランスのアルザス地方の
牧羊犬であると考えられている事と、
第1次大戦の前後はイギリスとドイツは敵対国であって、
ドイツが誇る犬種だと認めたくなかった事にも
由来しています。
現在では、警察犬、麻薬捜査犬、盲導犬、
災害救助犬、などをはじめとした作業犬として、
世界中で活躍しています。
ただ、日本では周りに威圧感を与えるという理由から
盲導犬としてはラブラドール・レトリバーに
その地位を取られています。
大きさや見た目で「怖い・・・」と
判断されてしまう事もありますが
しっかりとしつけ・訓練をすれば
素晴らしいパートナーになります。
※上の写真は、それぞれ
「犬の学校」「犬のしつけ(教育)方針」
「犬の大学科」「グループしつけ教室」にて掲載されています。
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