アッシジ
5日目の午後シエナからバスでアッシジへ出発。
オリーヴの丘の上、周囲に広がる緑の平野を見下ろすアッシジ。12世紀の清貧の聖者フランチェスコの町である。オリーヴと杉木立のうっそうとした緑の中、小鳥はさえずり、人々は世界中から聖者の面影を求めて今も集う。 ジオットの描いた「小鳥に説教する聖フランチェスコ」をまさに具現している町なのである。
町は城壁に囲まれ、細く曲がりくねった石畳の坂道が続く。 そこには中世の面影と門前町特有のつつしみ深さとにぎやかさが混在する。
コムーネ広場(Piazza del Comune) 街の中心にあり、この広場の向かいには、ローマ時代の小さなミネルヴァ神殿も残っている。ここから約600メートル西へ進めば、サン・フランチェスコ聖堂がある。
サン・フランチェスコ聖堂(Basilica di San
Francesco) 1997年の地震により、天井画が落下し、修復も終わって中に入れたが、一部白壁のままのところもあった。傾斜し続けていたため、補強工事で入場は止められていたが、工事もひと段落し来年から再び塔に入れるようになったと聞く。
サンタ・キアーラ教会(Chiesa di Santa Chiara) 聖女キアーラを祭る清楚な教会
この町の貴族の娘で、聖フランチェスコを慕って修道生活に入り、一生を神への祈りに捧げた聖女キアーラの遺骸を安置している。この地方特産の白とピンクの大理石でつくられたこじんまりしたゴシックの教会。
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アッシジ入り口 |
コムーネ広場 |
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サンタ・キアーラ教会 |
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サン・フランチェスコ教会 |
サン・フランチェスコ教会前広場 |