◆◆◆ CONCERT REPORT 2011 ◆◆◆
 
 

●更新が 大幅に遅れていることをおわびいたします。
 速報性を競うつもりはありませんので、記事としての内容でご評価下さると幸いです。
●……とは言ったものの、あまりにトロ過ぎるので、もう、ただ意地で更新するのみです!

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2011年
松崎博彦〜京町家LIVE〜
我夢土下座
40周年記念ライブ
き たやまおさむ
The Last Tour
第30回
宵々山コンサート

ピースナインコンサート Irish Live
じゅんじ&希花
私の好きな木 Keep her lit
発売記念ライブ
高石ともや
年忘れコンサート ’11
  
 
松崎博彦 三条猪熊コンサート 〜京町家LIVE〜 
■ 10/1/23 京町家なかい ■
 お正月も明け、京都の風情あふれる町家を使った松崎さんのライブです♪ 
 2部入替制で、お茶・お菓子付き、その第2部の方に参加しました。この会場は、今までで一番近い現場の記録を更新したそうで、地域の方々が大勢見えてい たようです。
 <京町家なかい>というイベントスペースは、1階が3間の待合室に なっていて、そこでお茶をいただき、時間になると2間ある2階の会場へ上がってゆきました。普段はクラシックの演奏会が多いそうです。
 マイクなしの生音で聞けるというのも嬉しいですね♪ 客席は畳にお座布団。30人くらいのお客さんを前に、1曲目「中年の心」からスタート。お互い中年というコトバがもはや他人事ではない年令 に突入していますが、それは置いといて……(^-^;)
 「冬景色」「浜千鳥」をはさんで、坂庭省悟さんの作品「ユリカモメの飛ぶ街」「花嫁」「浜木綿咲いて」と続きます。ご自作の「祭ばやし」の後は「イムジン河〜春〜」「ママはフォークシンガーだった」「あの素晴らしい愛をもう一度」北山修作品が並びました。
 そして、宮崎の女性タレントさんが作った、猫をモチーフにした「にゃん」。 洛中小学校で作った食育のテーマソング「元気マン」。フォークシン ガーらしく、地域密着型の活動も活発に行われているようです。

 いつの間にか、日も暮れました。ラストは「月の庭」(Down by the Sally Gardens)と、アンコールは「夏の夢」で 締めくくられました。
 MCでは、地元のフォークシンガーと縁のあった生い立ちや、省悟さんとのコト、学生時代を過ごした宮崎のことや、「ママはフォークシンガーだった」のエ ピソードなどを聞かせていただき、とても楽しかったです (*^_^*) 京都ならではの会場での心地よいライブでした。
(掲載: 11/2/27)
 
 
我夢土下座 40周年記念ライブ
■ 11/2/19 京都・都雅都雅 ■
 我夢土下座(か むとげざ)……ナターシャセブンと連名で出たレコード「フィールドフォーク フロム中津川」以来、 30年以上知ってはいたけれど、生で見たことはほとんどなかった、私にとってはまさに「幻の」グループ。その40周年記念ライブに行ってきました (^o^)
 今日のライブは、ナビゲーター:松崎博彦さんの10年越しで実現し た、念願のライブということです。
 まずはその松崎さんが「アンモナイトの朝」「詰草」の2曲を披露さ れた後、いよいよ真打ち、我夢土下座が登場です!
 MC担当・間宮亨さんのゆかいなトークの間、楽器の準備も完了し て、1曲目は「あかね雲」細田登さんのボーカルです。2曲目は進藤了彦さんのボーカルで「花福寿草」。この2曲は新しい40周年記念CDからの選曲です。
 定番曲「海に向かって」をはさんで細田さんボーカルの「野いちごの歌」「潮騒の町」*1杉浦良一さ んのボーカルの「やさしい時代」と続き、早や第1部が終了となりまし た。

 休憩後の第2部、松崎さんと進藤さんの二人が舞台に上がり、松崎さんのギター&ボーカル・進藤さんのドブロで「月の庭」*2を聞かせて下さいました。そこに我夢土下座のメンバーも再登場し て加わり、「おもかげ」。そしてその次の「矢車草」は、田口さん、松崎さん、間宮さんが順番にリードボーカルを取り、会 場全体で盛り上がった一曲でした。この歌は私も大好きなので、とても楽しく唄えましたよ(≧▽≦)/
 
 続く「野イバラと鳩」は、バンマスで最古参メンバーの田口正和さんがギターとボーカル。今の日本の行き詰まった世相をほうふつさせる。TPPは開国ではなく、売国だと 間宮さんもコメントされていました。
 スタンダードナンバーの「川のほとり」は間宮さんがボーカルで、会 場客席と一緒にシングアウトです☆ 進藤さんは新しく入手された「ラップスティールギター」という、エレキドブロのような楽器を使ってました。
 「春の雪」、最新曲「風に舞う」と、細田さんのボーカルが並び、杉浦さんのハーモニカで「ミケランジェロ」松田幸一さんのレパートリー)というすばらしい演奏をたんのうさせて頂いた後、「うまい酒を飲もうよ」「モクレンの花」と再び記念CDからの2曲でライブは幕 となりました。
 アンコールは、松崎さんも加わって、「小さな町」をみんなで大合 唱!
 楽しいライブの一夜はお開きとなりました。

 終演後はメンバーの皆さんにサインも頂きました♪ 田口さんは35年越し、細田さんも25年越しで初めてお目にかかったのですよ〜☆ 今日は参加してホ ントによかったです!!


*1「潮騒の町」 Water is Wide……坂庭省悟さん訳「海原」の、細田さん訳バージョン
*2「月の庭」 Down by the Sally Gardens……高石ともやさん訳「初恋」の、佐々木由紀さん訳バージョン(赤木一孝さんのCD収録)。原曲は、現在放送中のアニメ「フラクタル」のエ ンディングにも使われていま す。
(掲載: 11/2/27)
(一部訂正: 11/3/1)
  
 

たやまおさむ The Last Tour
65歳バースデイコンサート(第2日)

■ 11/6/19 大阪 サンケイホール・ブリーゼ ■

 今回のバースデイコンサートでバックを務めるのは、若手バンド<D50 Shadowz>(でごまるしゃどうず)。
 昨年、加藤和彦さんを失って、音楽をやめようかと思っていた時、北 山さんは彼らのステージを見て「一緒にできるかもしれない」と 思ったそうです。「神様の贈り物だと思っています」ともおっ しゃっており、今日きたやまさん のステージを見られるのは、彼らのおかげかもしれません。

●第1部
 1曲目はエレキギターやドラムスなど、ロック調の「西瓜太郎」。私 もホントはヒューマンズーのようなアコースティックサウンドの方が好きなんだけど、たまには違うタッチもいいですし、新しい命が吹き込まれたようで、うれ しい事だと思いましたヨ♪

 続いて、これはなつかしい! アルバム「12枚の絵」から「夜明けの海」「旅人の時代」の2曲! しばらく聞いてなかったので、聞けてよかった〜 (*^。^*)
 それから「港」「水虫の歌」そして加藤和彦さんに捧げる曲「早く逝こうとする君」の3曲を<D50 Shadowz>の歌と演奏で。
 きたやまさんが加わって、加藤さんが加山雄三さんのために作ったという無名の曲「愛 と未来のために」。そして「コブのない駱駝」

 「分類不能っていうのが、僕の人生の最大のテーマだった。どっちつかずが 好き。フォークなのか、ロックなのか、わからないバンド、今日も説明できないコ ンサートが展開している」とのお話がありまして。相変わらず、すっとぼけたような、大まじめなような(それが既に、分類不能だー)よくわか らない北山節が 冴え渡ります (^o^;

 そして、「生でやったら大抵失敗しているが、今回は本人たちには評判が良 い」という「帰っ てきたヨッパライ」を熱演・熱唱! ロック調でボーカルは<D50 Shadowz>で、セリフと笛をきたやまさん。「ボクの葬式にやってもら いたい」だって〜 ご満足の様子でしたよ (^.^)
 ここで一旦閉まりかけた幕が再び開き、第1部のアンコールに強引に突入。「天国合 唱団」という、帰ってきたヨッパライの続編を披露してくれましたっ。

●第2部
 第2部は今日のゲスト・高石ともやさん☆
 「孤独のマラソンランナー」「夏の時代」「人生はいつでも」を唄っ たところできたやまさん登場。初期の思い出話や震災の被災地で「風」を唄った話などをされていましたが、きたやまさん、「ともやさんは話が早い」「きのう のゲストの杉田二郎とはアマリニモ対照的」「のんびりすることって、あるんですか?」ナドとユーモラスに突っ込まれていました。
 「ハエハエハエ」を会場と一緒に唄い、お二人のコンビで作った「青春時代」とヒューマンズー時代の作品が続きます。
 <D50 Shadowz>も戻って、少しテンポを落とした「風」と、 新しい歌詞をさらに追加した「イムジン河」。最後に「あの素晴らしい愛をもう一度」を一緒に唄って、ともやさんは退場になりまし た。

 いよいよエンディング。「さらば恋人」で一旦退場、すぐ引き返して 来てアンコールになったのですが、ここでサプライズが! <D50 Shadowz>からきたやまさんへの誕生日プレゼントが!!
 「お金のない私たちですから曲を作りました。その辺で作り泣きでもし ていて下さい」
 手拍子も出るリズミカルでオシャレな曲でした。曲名は「君とバースデイ」
 「祈り」を唄ってメンバーのコメントのコーナーがあり、オールラス トの曲は「他人のままで」……この歌はP・アンカ、F・シナトラの 「マイウェイ」になぞらえて作ったそうで、「この曲で死のうかな」と おっしゃっていました。
 別れ際は、「このコンサートは、亡き加藤和彦と坂庭省悟に捧げたいと思い ます」「自殺は絶対にいけません」と言い残してステージを後にされました。
(掲載: 11/7/18)
 
 
第30回 宵々山コンサート ’11
うた一揆 七転八倒 「これにて 締め!」
■ 11/7/2〜10 京都市 円山公園野外音楽堂 ほか ■
 中締めから1年おいた今年。正真正銘、最後の宵々山コンサートが開かれることになりまし た。中締めの時は、ホントにこれで終わりなのか半信半疑だったのは事実ですが、わずか2年後こういう形で来るとは思わなかったですね〜 (^o^;

 最後は盛大に盛り上げよう! ということで、祇園祭の行事にならって約1週間にわたってほぼ連日、イベントやライブが続き、当日に向かって否応なしにテ ンションを上げて行きます。

 赤字は、私が参加したイベントで、レポートを順次掲載いたします♪
 レポートは、専用ページを作成しましたので、下のリンクをクリックしてくださいね☆

    7月2日(土) オープニング (京都駅前広場)

    7月3日(日) 大文字山・山歩き
    7月3日(日) 最終章の序 (京都ファンジェイホー ル)
    7月5日(火) アイリッシュと密談の夜 (黒谷・永 運院)
    7月6日(水) DJ・永六輔 (Cafe 進々堂 京大北門前)
    7月7日(木) 宵々山寄席 (新京極 誓願寺 本堂)
    7月8日(金) 宵々山芸能大祓い (松尾大社 拝殿)
    7月9日(土) 前昼祭・ナターシャ・セブンを歌おう  (京都市円山公園音楽堂)
    7月10日(日) ありがとう円山音楽堂 (京都市円 山公園音楽堂) 
 
 
ピースナイン・コンサート
■ 11/7/30 京都教育文化センター ■

  宵々山コンサートの興奮もさめやらぬ中。こちらも恒例となった第7回のピースナインコンサートが開かれました!
 第一部は、ケイ・シュガーさんのステージです。1曲目はアメイジング・グレイスの曲にのせたピアノの弾き語りで「にんげんをかえせ」。オリジナル曲2曲と、韓国の歌「朝つゆ」。大震災や原発事故のお話をはさんで「人間っていいね」「ミシェルへの誓い」「We Shall Overcome」そして「多喜二のレクイエム」を歌って下さいました。

 続いて第二部は4回連続出演ですでにレギュラー!? の松元ヒロさんのコントです。
 “今回の東日本大震災にからむ「自粛」ではキャンセル料が出ない。これを「1キャンセル・シーベルト」と言って直ちに健康に影響はない”などと冒頭から会場を爆笑にさそい、「鬼の首を取ったみたいなT垣総裁だが、今まで原発を作ってきたのはどこの党だ」と拍手を浴びていました。
 今年は「憲法君」に対抗して「安保君」というネタを披露してくれる、とのことで期待が高まったのですが……
 会場にやたらと突っ込みを入れてくるエキサイトした愉快なお客さんがいらっしゃって、調子を狂わされ、やむなくネタを変更する、という前代未聞のハプニングに……
 逆に芸には集中力や記憶力が必要で、大変なエネルギーを使ったパフォーマンスなんだなぁと、改めて感じさせられました。
 代わりに元日弁連会長の土屋公献さんのお話や、映画「祝の島」を紹介されたり、「本当に原発が必要で安全だというなら、千代田区のあたりに作ればいい」「地震・津波は止められないが、原発と戦争は止められる」など、とてもすばらしいお話を聞かせてもらえたけどね。来年は「安保君」楽しみにしてまーす♪

 休けいをはさんで、第三部は、高石ともやさんの登場です。歌は「We Shall Overcome 〜蝉しぐれ」(52歳から5番の歌詞を唄い始めたという)「死んだ男の残したものは」「追放の歌」「第五氷河期」「風」「遠い世界に」「港町ブルース」「あくび」「捨ててこそ」「陽気に行こう」…… 被災地を訪ねたお話などを交えながら唄ってくれました。
 最後の宵々山を「奇跡のようなコンサートだった」と評され、亡くなったてるえさんの勧めでじゅんじさんを呼んだことも明かされました。
 何か、永六輔さんがまた何かやる、とおっしゃっている、なんてことももらしていましたが? さてどうなるのでしょう?

 続いて「30年40年テレビに出ていない人を呼ぶ、珍しいコンサート」「ヘタであることの努力のものすごさ」といったお話で登場したのは、笠木透さん。メンバーはギターの増田康記さん、アコーディオンの山本忠生さん、それにピアノとエレキベースという構成です。
 スタンダードナンバー「海に向かって」に引き続き、「一つの火」「豊かな青い海」「みんな生きている海」と、震災・原発事故にちなんだ曲を唄い、「原発は憲法で止めなければいけない」と訴えられました。続いて「マンセー」「ポスター」
 昨年のゲスト、野田淳子さんがキモノ姿で飛び入り参加。歌声も聞かせて下さいました!

 最後はお楽しみ♪ コラボコーナーです。
笠木さんに「原発反対の歌を一番最初に作った」と紹介されたともやさんが、「どこにいればいいんだろう」を唄います。同じく原発を題材にした、笠木さんの「若狭の海」。この歌を初めて聞いたのはフォークスでした。
 ともやさんは「プロダクションに入っていたら、電力会社の仕事は断れない」というお話をされました。マネージャーだったてるえさんが、不適当な仕事は丁重に断っていたらしいです。貴重なウラ話でした。
 笠木さんの語りから入る「わが大地の歌」そして、合唱団ポケットのみんながステージに上がって「木が一本」「ピースナイン」と続きます。
 そして、ともやさんの他、松元ヒロさん・野田淳子さんも加わって、エンディングは「私に人生と言えるものがあるなら」。松元ヒロさんは3番をソロで唄われたけど、すごくいい声でとても上手かったです! 来年はぜひ今年のリベンジを!!
 アンコールは今一番胸に突き刺さるこの曲「私の子供たちへ」で、今年のコンサートは締めくくられました。

(掲載: 13/11/4)
 
 
Irish Live 城田じゅんじ+内藤希花
■ 11.8.25 都雅都雅  ■

 あれから7年。もう一度じゅんじさんのライブを訪ねる時がやってきました……
 どんな表情で、どんな話をされるのか、どんなライブになるのか、緊張が走ります。
 今回共演するのは、内藤希花(ないとうまれか)さんという女性。楽器はフィドルです。横浜市立大学医学部の4年生。デイナ・リンさんのように感じの良いお嬢さんですv ピンクっぽいワンピースに半袖の白い上着姿。じゅんじさんとは何とっ、38歳!違いになるそうです。向かって右側がじゅんじさん。左が希花さんです。

 以前にも書きましたが、アイリッシュの曲名などは私ほとんど判別がつきません(^_^;) 一応タイトル紹介もされましたが、そのじゅんじさんも「あまりタイトルなどは気にしなくて良い」……というようにおっしゃっていましたので、詳しいセットリストはご勘弁下さいませねι 大体いつも2〜3曲くらいをメドレーで演奏されるのですが、たぶんカポを変えるところで曲が変わるのかにゃー 位に思いながら見て(聞いて)ました。
 分かった曲名だけ書いておきますと、「The Maids of Selma」「Arkansas Traveler」「Jerusalem Ridge」「パッフェルベルのカノン」です……

 途中「どうしても歌いたい曲があって」と「疲れた靴」「眉毛のおじさんがすばらしい歌詞を書いてくれた」(笑)などといいながら。間奏は希花さんのフィドルでした。この歌は何だか、事件の頃心に浮かんできて苦しかった思い出があります……
 ゲストの宮崎勝之さん(マンドリン)が登場したコーナーは、省悟さん作詞の「心の旅」その他を披露してくれました。
 「だんだん声が高くなる、と言っていた」という省悟さんの思い出話に「もっと高い声が聞きたかったけどね」と、しんみりさせられました。
 続く「朝の雨」は、ちょっと寂しいソロ・バージョン……
 アンコールにはフィドルの功刀丈弘さん(フィドル)が宮崎さんとともに登場され、「Si Bheag, Si mhor」「Jerusalem Ridge」などを演奏されました。
 最後はじゅんじさんと希花さんの「青春の光と影」でお別れとなりました。

 関西にも定期的に来たい、というお話で、早速11月にはCD発売ライブがあるそうです。やっぱりまた行きたいな……
 事件についてなどは一切触れず、省悟さんのコトや宵々山のお話もなく、ジョークも飛び出すし、以前通りのじゅんじさんで暗さも湿っぽさもなかったですが、それはそれで仕方ないかな……と思うのですが……

(掲載: 13/11/4)
 
 
私の好きな木
■ 11.9.25 京都府立植物園 ■

 恒例、坂庭省悟さんをしのぶコンサートに、今年も行って来ました。
 今日は少し肌寒いけど、涼しい風が気持ちいい★ やっぱり野外はいいな♪

 まずはレギュラーの進藤了彦さん(バンジョー・ドブロ)と宮崎勝之さん(マンドリン)が登場。「せめて今夜だけ」「ホームスイートホーム」(インスト)「サリー・ガーデン」「辛い時代」そして「デキシーの夜明け」では省悟さんのソロのパートも用意して下さって、ちょっとしんみり……
 続いてはゲストの小室等さん(ギター)・こむろゆいさん(ウクレレ)二世代のユニット<ラニヤップ>です。
曲は「誰かが風の中で」「雨が空から降れば」「この空の下」「ここから風が」「またね」「今生きているということ」etc ……
 そして、進藤さん宮崎さんも一緒に4人で省悟さんのレパートリー「港」。ボーカルは1番が宮崎さん、2番が小室さんでした。
続いてこむろゆいさんのボーカルによる名曲「銀色のランナー」これも省悟さんのレパートリーでした。
 最後は松谷名誉園長もギターを持ってテーマ曲「一本の樹」をみんなで合唱。今年も記念写真で締めくくりました。

(掲載: 13/11/4)
 
 
Keep her lit CD発売記念ライブ
城田じゅんじ & 内藤希花
■ 11.11.27 名古屋・オキナワAサインバー コザ ■

 京都は日程の都合がつかず、名古屋まで足を運ぶコトになりました。3ヵ月前、生で聞く久しぶりのアイリッシュ・サウンドに改めて心惹かれてしまい、このような遠征をすることに……(^_^;)
 今日の希花さんは茶系のチェックのショート丈のワンピース。向かって左がじゅんじさん。右が希花さんです。
 1曲目は 「Mary's Waltz (又は Farewell Waltz)」(これは Jody's Heaven のCDにはフルートのメロディで入ってるすばらしい曲です)。
 我夢土下座・省悟さんのレパートリー「夜汽車〜Ookpick Waltz」や、バンジョーで唱歌のメドレー(もみじ、赤とんぼ、たき火、小さい秋見つけた)やディズニーメドレー(星に願いを、虹の彼方に)、「Soldier's Joy」 などオールドタイミーからの曲もはさんでナターシャのレパートリーからは「ミー・アンド・ボビー・マギー」を取り上げたり、「川のほとり」をみんなで唄ったりもしました。
 CD発売記念ライブということで、新しいCDからの選曲や Jody's Heaven のCDからの選曲もあり、アイリッシュはいつものように2−3曲のセットで、文字通り息をのむような演奏をたっぷりと聞かせて下さいました。
 前回はゲストもあって3時間近くあったけど、今回は1時間余りで終了したのがちょっと物足りなかったんですが、期待通り! CDにサインもしていただけて、名古屋まで来てよかったです

 MCでは希花さんが解剖実習のお話などされたり、じゅんじさんが高石ともやさんの名前を出したり(苦笑)されていましたが、一番受けたのは希花さんのお父様がさだまさしさんのファンだということと、かまやつひろしさんを知らなかった…… というコトでした彡 (このお話がきっかけで、のちにかまやつさんとの共演も実現したようです)

 最後に演奏された「旅立つ前に」「Calliope House」のセットは、CD「力を合わせて 2」に省悟さんのリードヴォーカルとマンドリンで収録されています。

 今日も例の件に関してはヒトコトもなかったです。
 言う必要もないかなぁとも思うのですが…… やはりひとことほしい気がします。それがけじめだと思います。まるで何もなかったかのように以前と同じように…… というのではちょっと納得いかない気がします。
 希花さんも女性としてどう感じていらっしゃるのか……
 (これに関しては、2013年9月、高石ともやさんの口からコメントがありましたので、該当レポートでのちほど……)

(掲載: 13/11/4)
 
 
高石ともや 年忘れコンサート ’11
■ 11.12.19 カメリアホール ■

 今年も日程の都合上、大阪ではなく東京へ遠征しました。小さい会場なので、後ろの席ですが、十分近かったです。
 まずは、「40年で突然できるようになった」という、フラットピッキングによるギターソロから。これは今年のともやさんの大ニュースだそうで、曲は「ブラック・マウンテン・ラグ」「土の中のビリー」「赤毛の少年」の3曲をメドレーで。ベースは河合徹三さんです。
 「今日のテーマは<古典>です」と告げられ、カーター・ファミリーのナンバーから「森かげの花」「青い海のお墓」の2曲。バンジョーの坂本健さんが加わった「どこにいればいいんだろう」では、「昭和の御代は〜」の代わりに「西暦2011年〜」と唄われていました。
 「イマジン」「疲れた靴」を唄い終わると、ゲストのなぎら健壱さんが呼ばれました。
 ラジオ番組の「あの頃のフォークが聞きたい」では1曲目に「チューインガム一つ」をかけた、というお話に始まり、日比谷野音の帰国コンサートのお話、高石ともやさんを見て人生変わった、というお話のあと、まずは「銀座カンカン娘」、そして<高石ともやメドレー>と銘打って「思い出の赤いヤッケ」「新しい日」「お捨てメリンダ」「ホーホ―ホーチミン」「明日なき世界」その他たくさんの曲を一気に聞かせて下さいました。
 「労務者とは云え」「おっぺけぺー」「スカラーソング」「下町(まち)」を唄われ、雑誌「ボーイズライフ」にともやさんが「日本で本当のフォークソングと言えるのは1曲しかない」と書かれていた、という「ヨイトマケの唄」、そして締めは「日輪(ひなわ)」でした。最後に「ともやさんの奥さんには可愛がってもらった」としんみりおっしゃっていました。

 休憩をはさんで第2部。ともやさんはリコーダーを持って登場され、30周年を迎えたという「西園小学校校歌」で幕開けです。
 それから「風」「海に向かって」「港町ブルース」……今年は震災がらみでこの3曲セットを何度も歌われていましたね。石巻、気仙沼、ステージなしで「そのまま聞いて下さい」と唄われていたそうです。
 「あくび」「わが大地の歌」と続きましたが、「わが大地の歌」では今日もセリフが早口でちょっとムードがなかったな…… 重厚で感動的な曲なので、もっと重々しく語り、唄って欲しいです……
 ホノルルマラソン完走Tシャツを披露され、恒例「平成23年の歌」。ここまではソロでしたが、ギターの坂本さんとベースの河合さんが登場、「ダッチマン」、<宵々山・最終章の序>で一部唄われた高石夫婦の歌「60歳」、そしてみんなで「永遠の絆」を唄いました。
 坂本健さんのバンジョーコーナー「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」では、ともやさんががんばってギターの間奏を弾かれていましたよ☆
 「もう一歩」「陽気に行こう」でいったん幕となり、アンコール「ランブリンボーイ」でお開きとなりました。

(掲載: 13/11/4)
 

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 last update: 13/11/4