よみがえれ! フォークス  file 07
 
 
■青い海            
作詞: 笠木 透    作曲: アメリカ民謡
青い海 青い海 
青い海 青い海 
青い海 青い海 
私の国の昔の話よ いまいずこ 

青い山 青い山 
青い山 青い山 
青い山 青い山 
私の国の昔の話よ いまいずこ 

青い空 青い空 
青い空 青い空 
青い空 青い空 
私の国の昔の話よ いまいずこ 

黒い海 黒い海 
赤い山 赤い山 
白い空 白い空 
私の国の今の話よ 滅びゆく 

青い海 青い海 
青い山 青い山 
青い空 青い空 
私の国の昔の話よ いまいずこ 

私の国の昔の話よ いまいずこ

 フォークス・ソングブックの1曲目。「どうでもいい節」「私に人生と言えるものがあるなら」と並び、1971年、笠木さん最初期の作品。原曲はピート・シーガーさんの「Deep Blue Sea」。 

 このシンプルで言葉少ない、抑えた繰り返しの詞の中に、失われゆく自然への悲しみと怒りが唄い込まれています。美しい自然と、汚された自然の対比が見事。ギターのソロをはさんだ4節の歌詞が胸に突き刺さってきます。 
 『笠木透詩集〜私の子どもたちへ』によると、タイトルは「蒼い海」、歌詞も「青い海」が「蒼い海」、「青い空」が「碧い空」となっています。 

 笠木さんの抑えたソロで静かに始まり、次第に盛り上がってコーラスに。大好きな一曲です。 

 表面的には普及してきても、実態は誤解と誤魔化しだらけの環境問題。笠木さんは(アニメ監督の宮崎駿さんとともに)以前から環境問題の本質をよく理解されていると思っています。 
 それにしても、このメッセージが生まれた30年前の状況が今だに変わってないというのはどういうわけなんでしょうね。

CD: 未収録
 
 
 
 
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