●7月といえば、宵々山の季節。そして、フォークスの
博物詩の季節でもありました。
●フォークス。無名のフォークシンガー笠木透さんの強い個性を中心に、現
代音楽のピアニスト・安達元彦さん、もとナターシャセブンのメンバー・坂庭賢亨さんと進藤了彦さん、そのナ
ターシャサウンドの申し子・赤木一孝さんと松崎博彦さんが結集して生まれた幻のフォークバンド。
●そして、ファイナルを迎えた宵々山と入れ替わるようにスタートしたのがコンサート「博
物詩」。フォークスの歴史と共に毎年1回、合計7回開催されました。プロモーションのために府立芸館の和室で開かれたミニコンサートもありました。
●ナターシャやSAMと違い、フォークスはその7年の活動中に1枚のレコード、CDも残
しませんでした。
コンサートを中心に手渡しで歌を伝える、という意味ではナターシャ同様評価できますが、やっぱり残念……
まさに「幻の」グループになってしまいました。
●そして、大きな声では言えませんが、いつかはフォークスが再結成される日を、ひそかに
願っています。
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博物詩 at 京都府立文化芸術会館 |
vol.1. 1985.6.14
vol.2. 1986.6.13 vol.3. 1987.7.3. vol.4. 1988.11.16. vol.5. 1989.7.14. vol.6. 1990.7.13. vol.7. 1991.7.11. |
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