■コマクサの花
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高い山の稜線の向こう
岩場に咲いた花だから うす紅色の花の色 コマクサの花 なつかしい人 好きだったのに 逆らってばかりいた
山行く人も気づかない
もう一度会えたら 素直になれるでしょう
短い夏の日差しを浴びて
* 今ではどこに 暮らしているのだろう
* (くりかえし) |
フォークスにも、こんな純粋なラブソングがあるんです。フォークスのラブソングは「夏の日」「朝の光に包まれて」「この想い」「カタクリの花」「ネムの花咲けば」など、限られています。「夜桜爛漫」「小さい舟」なんていう、大人の歌もありましたが……
しかし、今時山登りなんて、趣味にしてる若者いないでしょうから、この曲も時代錯誤的ですね〜。 「吾も紅」「ふゆいちご」「ハマヒルガオの花」「コマクサの花」「カタクリの花」「コスモスの花」「ネムの花咲けば」「スモモの木の下で」「ムクゲの花の頃」「黄色い花」、あるいは「君かげ草」「矢車草」など、花に託してさまざまな思いをうたうのは、笠木さんの得意とするところ。「カタクリの花」と並んで、ラブソングも笠木さんの手にかかると、こんな山の花の歌になります、という見本みたいな歌ですね。こと細かくシチュエーションを描いた流行歌より、こんな歌の方が感情移入しやすいと思います。 さわやかなスリーフィンガー・ギターが心地よい、坂庭さんのヴォーカルがすてきです。この曲が歌われた第3回博物詩では、坂庭泰三さんのパーカッションが入っていて、アクセントの入った演奏が聞かれました。 |
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CD: 未収録
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