■レールの星
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夜汽車の窓から こぼれた明かりに
うかんでは消えていった タンポポの花 * 人恋しくて途中下車
行くあてなどない 谷間の小さな村
裸電球の下 コタツをかこんで
* (くりかえし) 最終列車がついて 降りたお父さん
誰もいなくなった駅 冷たいホームのベンチ
* (くりかえし) |
なぜか思い出すのは、いつか行った近江塩津あたりの無人駅のこと。何とも言えない静かで心休まるムードが好きな曲。
とはいえ、描かれているのは寂しい一人旅。農家の明かり、明るい声、子供たち、明るい特急列車と、対照的な言葉が、さみしさをつのらせます。 北海道の廃線や無人駅、道路に寸断されたレールや放置された信号を見て生まれた歌だそうです。自動車は強者の乗り物、老人や子どもといった弱者の乗り物である鉄道を守らなくては……と笠木さんはおっしゃっていました。 赤字ローカル線、路面電車など、廃線が後を絶ちません。2000年3月の鉄道事業法改正で、廃止に地元自治体の同意が不要になり、拍車がかかっているようです。JRは、新幹線増発の全面広告は出しても、赤字ローカル線には冷たいのです。
フォークスでは赤木さんのボーカル。進藤さんのドブロ、坂庭さんのオートハープが聞こえます。CDでは笠木さんが唄ってます。 |
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CD: あなたが夜明けをつげる子どもたち(笠木透作品集 U)
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