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2024年8月17日に永眠された フォーク歌手・高石ともやさんについて、
思うことを 少しばかり書いてみました。

 
高石ともやさんの訃報に接して

 あこがれの兄のような存在だった、高石ともやさんが亡くなられました。
 宵々山コンサートには何度も通いました。初期の反戦歌やプロテストソング、ナターシャ・セブン時代の素朴で土の香りのするフォーク、カントリー、楽しいブルーグラス…… シティポップとは正反対の世界が私の性にぴったりでした。
 歌だけでなく、ライフスタイルについても、たくさんの大切なことを教わりました。今でいうスローライフの先駆です。京都という街の良さを再発見させてもくれました。「自分をほめてやろう」という名言も残されました。
 メディアとは距離を置き、人びとの歌、無名人の歌であるフォークソングの魂、心、理念を徹底して忠実に体現、実践されてきたともやさんですが、J-POPの開祖でありながら、その大きな功績は正当に評価されていません。今回の訃報もほとんどニュースになりませんでした。フォークソングは音楽産業に取り込まれてしまい、民衆音楽は根付かず、後継者も生まれませんでした。
 フォークソングはこのまま忘れられて行くのでしょうか。それが残念でなりません。

●地元紙の読者投稿欄に、ともやさんに関する私の投稿が採用されました。一部修正、カットされる前の原文がこちらです。掲載された方が要点がまとまっていてわかりやすい気もしますが……?

 
高石ともやさんについての あれこれ… 

■代表作…………
 ナターシャー・セブンとしては、
     ・陽気に行こう
     ・街
     ・私に人生と言えるものがあるなら
 初期のソロ時代としては、
     ・受験生ブルース
     ・想い出の赤いヤッケ
 が、ベスト5でしょうか? でも、どれも余りにも有名で唄われすぎてちょ~っと聞き飽きた感がしませんか……? (「あのすば」みたいに……)
 私が特に好きな歌を選んだら、40曲以上出てきました♪ これ以上減らせませんっ。どれも大好きなんです♪

■人脈…………
 じゅんじさんや、省悟さんの人脈は、主に音楽関係に限られていたようですが、ともやさんにはとても広い人脈がありました。
 永六輔さん、江幡玲子さん、谷川俊太郎さん、桂米朝さん、鶴見俊輔さん、佐高信さん。
 それに、マラソンの有森裕子さん、トライアスロン仲間の峰岸徹さんなど、実に多彩です。

■才能・特技…………
 自分で歌を作るシンガーソングライター、というより、フォークソングの名曲を発掘して広める、という才能に長けていた、ともいわれるともやさん。
 中川五郎さんの「受験生ブルース」、杉田二郎さんの「ユメカシーラ」、城田じゅんじさんの「今、風の中」など、オリジナルの歌詞やメロディラインをアレンジし、より親しみやすくして広めました。
 日本語詞の作詞にも定評があり、じゅんじさん、省悟さんもこれだけは一目置いていたようです。

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■ニックネーム・愛称…………
 お子さん達からは「ぽっくん」でしたね。周りは「おっさん」と呼んでいただとか…… (^o^;  デビュー当時は「ヒップ」と呼ばれていた、と聞きました。本名が「尻石」だから。

■ともやさんとアニメ…………
 何度か他でも書いていますが、ともやさんの深夜放送(日本列島ズバリリクエスト)を聞き始めたきっかけは、「アニソンをよくかける」というウワサを聞いたからです。毎回2曲はかかっていました。特に人気なのは、「宇宙戦艦ヤマト」「アルプスの少女ハイジ」「エースをねらえ!」だ、と、おっしゃってました。また、「エース登場」では、仮面ライダーの主題歌特集などもやってました。
 「未来少年コナン」も見てらしたようで、最近は「響け! ユーフォニアム」にも触れておられました。
 実は、私が尊敬するもう一人の方・宮崎駿さんと、ともやさんは同年生まれなのです。対談されたらどんなお話が聞けたでしょうか。

平和が一番…


Folk Song Top Concert Report 2024

 

last update: 25/2/20   

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