オラ東北新幹線に乗りたくなったので兄弟で宮城県にある父の実家に行っただ
去年の大阪での慰霊祭のDVDを宮城県にある父の実家に持って行って見せたいなーと思って、そしたら新幹線に乗りたくなって、せっかくだからと姉夫婦も誘って観光しようということになり、新幹線とレンタカーとホテルを予約して、11月12日と11月13日の一泊二日で行きました。
なぜその時期かというと、11月14日が埼玉県民の日で、姪っ子の学校がお休みなので旅行疲れを取れるとか、そんな理由だったと思います。
イロイロ下調べして、父が持っていた仙台駅周辺の地図も発見して、仙台駅周辺の牛マークの多さに驚いたりして準備を整えました。
その地図、牛タン店専用のマークがあったんですよ。仙台と言えば牛タンですからね。観光客を思って牛タン店をチェックしてくれたのでしょうが、黒い牛のマークが仙台駅に五つもあると何が何だか…って感じでした。他の地域の地図では見られない光景でした。
…でも、いいなあ。そういう名物専用の地図のマークがあるって。その土地を感じることができます。
…埼玉県の地図に、そういうのってあるっけ…まあいいや。
父の実家には、父の兄弟が住んでおり、よくお米や野菜を送って下さるので、お土産を持っていこうと姉夫婦とも話し、せっかくなら地元埼玉の銘菓がいいということで、草加せんべいを買いました。
父の兄弟がご高齢であることも配慮し、小さいあられも入っている種類豊富なものを選びました。
わりとゴージャスだし、姉夫婦もカステラ買って持って行くと言っていたので、バッチリお礼になると自信を持ちました。
しかし私は父の実家を侮っていたのでした。
一日目
朝早くに大宮駅へ。時間に余裕があったので、駅近くで朝マック。
昼は父の実家で昼食をご馳走になりそうなので、軽めにと食べたのですが、ここでも私は父の実家を侮っていたのでした。
そして新幹線に乗りました。新幹線『やまびこ』です。東京駅発で、大宮駅での停車時間は短いため、ここでは写真を撮れませんでした。
そして念願の仙台駅!宮城県にはだいぶ前にも来たことがあるのですが、移動手段が車であったため、仙台駅には初めて来ました。
おっしゃれー!!!
正直、私は仙台駅も侮っていました。これは外からの写真ですが、駅構内もオシャレでした。
新幹線の終点たる駅にして屈指の観光地ですから、そりゃ大きい駅ではあるだろうとは思っていましたが、ここまでオシャレだとは思っていませんでした。大宮駅よりもオシャレなんじゃないかと家族と話していました。
帰りは駅でお土産を買う予定ですが、非常に楽しみになりました。
そして駅を出て、正面に広がる都会な景色。
エレベーターがあります。ビルが立ち並んでおります。私が知っている宮城県とは違う光景です。まあ、実家周辺と松島以外は、ろくに寄ったことがありませんでしたからね。家族みんなで衝撃を受けました。
こうして仙台駅に着き、父の実家へ電話を入れてからレンタカーで移動です。父の実家へは仙台駅から車で一時間ほどだそうです。
姉が運転する車の窓から、やはり牛タン店がやたらと見えたり、東京みたいな景色が続くなーみたいなことを家族と話しているうちに、20分くらいが経過。駅からだいぶはなれました。
私が知っている宮城感が、だいぶ出てきました。
こんな景色が続く、信号が無くて高速道路みたいで爽快だけど運転手にしてみればアクセル踏みっぱで怖いと姉が感想を述べた道を走り続け、父の実家に着きました。
庭に車を停めさせて頂き、外に出てみるとトンボがわんさか飛んでいました。関東では見られないトンボもいましたし、あまり人間を警戒していないのか、気付けば肩にとまっていたり、胸に張りついたりしていました。
そして家に上がらせて頂き、持ってきたお土産を渡し、お仏壇にお線香を供え、イロイロお話をしているうちにお昼になり、昼食を用意して下さいました。
その量がハンパないんです。
1パック10巻のお寿司が人数分以上。
素麺入りのお吸い物が人数分以上。
めっちゃ美味い自家製里芋の煮っ転がし。
そしてテーブルの半分以上を占める揚げ物オードブルと、みかんがたくさん。
朝、何も食べなければヨカッタと後悔しました。里芋も美味しくて、お腹パンパンになりました。ものすごくおもてなしされてしまいました…。
少し食休みしたら、祖父母のお墓参りへ行きました。
お線香は持ってきたけど、お花を忘れてしまい、どこか近くで調達できないかと話していたら、伯父が庭で花を調摘んでいる様子が窓から見えました。まさか仏花が現地調達できるとは
お墓は車で十分くらい行ったトコロの墓地にあり、なかなか立派なお墓でした。お墓の正面には、こんな景色が広がっております。
良い眺めです。なんか、ご先祖様が地域を見守っているんだなーと感動しました。
お墓参りが終わったら、父の実家へ戻りました。これから松島へ行くと伯父に話し、さっくりと道を教えてもらいました。ここから車で30分くらいとのことでした。
そして帰り際に、お土産を貰いました。仙台銘菓、萩の月。しかも16個入りを、我が家と姉夫婦宅に一箱ずつ。
多くの方がご存じのはずです。萩の月。宮城県と言えばコレ!ってくらいの銘菓中の銘菓です。草加せんべいなんか比べ物にもなりません。(草加せんべいに慣れた埼玉県民の意見です)
萩の月が伊達政宗公なら、草加せんべいなんて『戦国BASARA』の量産ザコですよ。マジ話になりません。(草加せんべいに慣れた埼玉県民の意見です)
あと、みかんももらいました。
こうして父の実家では、ひくほどおもてなしされてしまいました。甥っ子と姪っ子なんかお小遣いを貰ってしまったし。
まあ、五歳の甥っ子と、久しぶりの姪っ子に会えれば、伯父さんもよろこぶだろうなーと思って、姉夫婦も旅行に誘ったんですけどね。甥っ子に肩たたきしてもらったりして、伯父さんも嬉しそうでした。
かつての震災での被害はそんなでもなかったとは言っていたそうですが、なにかと大変だったでしょうし、私の父も、他にも数人いる父の兄弟も最近亡くなってしまいましたし、幼児に癒されて頂けたのならなによりです。
ただ、持ってきた慰霊祭のDVD、再生できるものが無かったのが残念です。あったのは壊れたビデオデッキだけでした。
…予想はしていたんですけどね。ビデオデッキしかないかもなーと、思いはしましたよ。
しかしまさか壊れているとは!!イロイロ侮っていました。父の実家を。
そんなこんなで、父の実家から松島へ。
日本三景の一つです。震災前に一度来て、今回で二度めです。車で30分の距離ですもんね。そりゃ寄ります。
堤防越しに見えた景色です。遊覧船も動いていたし、ホント、今回の旅行は天候に恵まれました。あー双眼鏡持ってきゃよかったなー。
シーズンオフに来たつもりだけど、けっこう賑わっているなーと思いながら歩いていると、東日本大震災での津波の高さが記された柱や、慰霊碑を見つけました。
…苦労の末の、今の賑わいなのでしょうね。津波の高さ、私の身長以上はありました。
…まあ、あれだけの地震の後で海岸に来る人はそうはいないでしょうが、車が流されたり建物が浸水したりして大変だったことでしょう。
その近くにあるお店で、ずんだソフトクリームがありました。旅先にソフトクリームはつきものです!しかもずんだ!飛びつきましたとも!!
近すぎてちょっとピンボケしました。美味しかったです。姪っ子も食べていました。兄は確か牛タンカレーパンを食べていました。それも美味しそうだったなー。
奥に見える赤い橋が、かの福浦橋です。木々の向こうにある感じがイケてたので、撮りました。
福浦橋は福浦島へと続いており、前回は行かなかったのですが、今回は皆で橋を渡って福浦島に入りました。あ、入場料は大人200円でした。キレイな朱色の橋でした。
木々に囲まれた道を行き、弁財天を祀った御堂でお参りし、展望台から島々を眺めました。良い森林浴日和だったし、ホント、自然と御堂は最高です。
公衆トイレ近くにあった紅葉。緑と黄色と赤のグラデーションが美しかったので、何枚か写真撮りました。
上のほうから赤くなっていくのですね。シーズン手前の紅葉も良いものです。
福浦島を出た後は、『みちのく伊達政宗歴史館』へ行きました。今回の旅行は、旅行代理店で新幹線とホテルのチケットがセットになっているプランを申し込み、何かキャンペーンだとかで、コチラの施設に無料で入れるチケットを頂いていたので。
入ってすぐ、伊達政宗公と馬がお出迎え。蝋人形だそうです。これはテンション上がりますね。
地元の偉人方や、伊達政宗公の生涯を紹介するコーナーがあり、リアルな蝋人形がずらっと並んでいました。ハイクオリティです。急に停電とかになったら怖いな。
あと、伊達政宗公の顔を復元したものや、コンピューターで再現したお声を聞くことができました。
…どこまでホントか分かりませんけどね。顔はともかく、声て…何か資料あったんかなぁ…。
顔の復元とか声の再現とか戦国BASARAとか、伊達政宗公、未来でやりたいほうだいやられとりますな。
一通り回った先には、やはりというべきか、お土産コーナーがあります。
その前に、入館者が感想を書き残せるノートがあり、まだ新しく1ページ目も真っ白でした。
栄えある最初の記入者として、甥っ子に何か書いてと姉と一緒に勧めました。
甥っ子、何かよく分からない顔のような絵を描いているなーと思っていたら、その隣に「ありがとう」と書きました。これを見たスタッフの方に、ほっこりして頂きたいです。
明日は青葉城跡へ行くし、ここでは私はお土産は買いませんでしたが、記念スタンプがあったので、入館時に受付で貰ったパンフレットの記念スタンプ欄に押しました。
天然の基本ですね。素で逆さまに押してしまいました。
ちょっとかすれて字が消えているし…「みちのく」の上二文字が欠けて「のく」になってるし。
まあ、これはこれで良い思い出になりました。
お土産屋さんを出たら、正面にはカフェが。
『伊達かふぇ』だそうです。見て吹きました。
入ってみたい気もしましたけどね。日も暮れてきましたし、ここはホテルへ向かうことにしました。仙台駅近くの、大浴場があるホテルを予約しました。
ホテルに荷物を置いたら、ホテルから少し離れたトコロにある牛タン店で、牛カルビとか牛タンとか食べました。
ホテルに戻ったら大浴場でまったりして、父の実家から貰ったみかんを食べて、早めに休みました。
明日は念願の青葉城跡アンド伊達政宗公像です!行ったこと無かったんですよ。
→二日目
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