■Concert Report 2021■


 

SAMライブ
■21/4/18 大阪・5th Street■

 今年初めての音楽会です。昨年はライブが軒並み中止となったところへ、久々にSAMお二人が揃う、ということで、とても楽しみに出かけました♪ しかし、新型コロナまん延防止期間のためか、当日の参加者はわずか7名でした。
 赤木一孝さんはギターとマンドリン、松崎博彦さんはギターとエレキベースを手に、今日は「スモモの木の下で」「山川草木」「アンモナイトの朝」「この光の中で」、アンコールの「春の雪」と、フォークス時代の聞きなれた歌を数多く歌ってくれたのも嬉しかったです。
 SAMのアルバムからも、「お父さんの朝ごはん」「Don't Think Twice, It's All Right」「風が痛い」「雨の夜は一人で」「風浪」「私もポリネシアン」「祭ばやし」「誰にも同じように」とバランスよく選曲されていました。
 この他、松崎さんの定番「ママはフォークシンガーだった」とコロナ禍にまつわる新曲「2020」、赤木さんの新曲「Vintage Friend」、そして省悟さんの「別れの唄」も松崎さんのボーカルで聞かせてくれました
 MCでは赤木さんが「アーンして、昔ラブラブ今介護」という笑えない川柳を紹介してくれたり、廃墟好きという松崎さんは曽木発電所とチッソの関わりなどを話してくれました。私も写真で見たことがありましたが、これは知らなかったので勉強になりました。
 今日は生配信もされていて、後日アーカイブを見せていただきました。<聖なる一回性>の理念には反しますが、ライブ映像を見られるというのはやっぱり嬉しいものです。
 来年は30周年♪ 盛大にお祝いできますように……!

(掲載: 21/9/2)

没後20年 河島英五展
■21/4/22 京都文化博物館・別館■

 2001年4月16日。河島英五さんが亡くなられたというニュースを聞いたのは、忘れもしない、ちょうど春闘の時期、組合の先輩たちと入ったおそば屋さんのテレビでした。
 あれから20年! 開かれた回顧展では、たくさんの創作ノート、円空仏の絵、愛用の品々が展示されていて、ゆかりの人たちからのメッセージも並べられていました。撮影可だったので、たくさん撮って来ちゃいました。
 手書きのノートは、一字一字に英五さんの思い、息づかいやエネルギーが今もこもり、あふれ出しているようで、若い頃の情熱がビシビシと伝わってきます。何でもスマホの今の人たちは何にも残らないんだろーなー、展覧会も開けないだろーなーとつくづく思います。英五さんのバンジョー
 私が特に好きだったのは、「てんびんばかり」。歌詞が入ったギターの形をしたキーホルダーをお土産に買って帰りました。「何かいいことないかな」「酒と泪と男と女」も好きでした。
 ともやさんやナターシャとの交流は余りなかったようで、宵々山にも出てほしかったんだけど、実現せず、とうとう一度も生で見ることもなく、逝ってしまわれました。
 生きてらっしゃったら、今のデジタル社会や原発再稼働をどう思い、「てんびんばかり」にどんな新しい歌詞を書き加えられていたでしょうね……

(掲載: 21/9/2)

昼下がりコンサート 2021
■21/10/3 京都 円山公園野外音楽堂■

 延期となって、1年半後の開催となりました☆ 天気は快晴! みんな日なたを避けて座るほど、暑いくらいの好天に恵まれました。快晴の円山!
 盛大な晴れの舞台である宵々山コンサートと並んで、ナターシャー・セブンを中心に春と秋に開催されていたのが、恒例・昼下りコンサートでした。気軽に参加できる普段着のコンサート。私が初めてナターシャのコンサートに参加したのも春の昼下りでした。レギュラーは諸口あきらさんやヒューマン・ズー。ゲストにはウニャ・ラモスさんや、谷山浩子さんが来られたり、ジョギングコンサート、フーテナニー、ラジオで生中継と、多彩な思い出があります。
 そんなイベントを復活させようと、当時のスタッフやミュージシャン、コピーバンドが集ったのが今回の企画です。
お花と? ただ青春を思い出して懐かしむというような後ろ向きのイベントではなく、皆45年間ずっと歌い続けてきたナターシャフリーク、フォークソングフリークたちの集まりだったと思います。とは言え、やっぱり当時を知る人でなければ、十分楽しめないイベントだったかな〜 (^_^;)
 司会進行メインMCは兼松豊さん。いつもの絶妙な語り口で、名田庄の小学校の今や、笠木さんの「私に人生と言えるものがあるなら」の歌詞への思い、「七人の会」命名の由来なども聞かせてくれました。木田高介さんから受け継がれてきたナターシャの黒ベースや、坂庭省悟さんが最後に使ったマイクも登場しました。
 次回も計画されているようなので、楽しみです♪

 出演者: オートハープ侍、第2技術室、西川俊幸、会津里花、フォークグラス、辻本宏司、ザ・ナターシャー・ヘブン、RE Take Ramblers、坂庭ブラザーズ、七人の会バンド(出演順、敬称略)

(掲載: 22/2/25)