あれから10年、20年……


 

SAMライブ
■23.7.9 大阪・5th Street■

5th street コロナ禍に初めてこの会場に来ましたが、3回目の今年はおしゃべりも聞こえてにぎやかさが戻りました。人数も15名くらい。
 4月のライブ(私は不参加)では、体調不良で休場した赤木一孝さんの唄う「告別式」(高田渡さんの歌)から開演しました。赤木さん、少しスマートになってて「いまベスト体重」だそうです。
 続いて、松崎博彦さんボーカルの「初夏の頃」へ。坂庭省悟さんの歌声が聞こえてきそうな「心の旅」、諸口あきらさんの「古い手紙」、それから赤木さんのギターインストで「Ookpick Waltz」と、ボーカルの「雨の夜は一人で」。
 “亡くなった人の歌が多い”とか、“自分の歌の歌詞やメロディが出てこなかった”などという、余り笑えない話題も出ました。5月に亡くなった、ゴードン・ライトフットさん(「朝の雨」などの作者)の名前も……
 そして、「旅立つ僕のために」と、これは省悟さんの歌声とともに笠木透さんの「一緒に〜」という声も思い出される「一本の樹」。サビはシングアウトになりました。

 休憩をはさんで後半は「Don't Think Twice It's All Right」「星に願い」を松崎さんのソロ、「ネムの花咲けば」「人はそれでも」を赤木さんのソロで。「ネムの花咲けば」では、「お前」を「君」に言いかえていたのが印象に残りました。
 二人に戻って「矢車草」と夏の定番「祭ばやし」を松崎さんのボーカルでしっとりと。”いま京都はどこへ行ってもコンチキチン”という、松崎さんの苦言にはうなづいちゃいました!
 引き続いて「アンモナイトの朝」と「この光の中で」は赤木さんのボーカルで心しみじみと。
 アンコールは珍しくリクエストを募られ、松崎さん唄う「別れのうた」でお開きとなりました。
 リクエストがあるなら、ちょっと頭にあったタイトルがあったんですが、またの機会に。予め考えとかないとダメですね、いきなり聞かれたら出てきません。

(掲載: 24/4/24)

ピースライブ 2023
■23.9.9 京都教育文化センター■

 今年はチケットを危うく買い逃すところでした。完売で当日券はなく、何とか確保してもらえて事なきを得ました……
 トップは高石ともやさん。まずは「そして秋」。「おじいさんの古時計」では「理想の人」というご自身のお祖父さんのお話をされ、「私の子供たちへ」「あの素晴しい愛をもう一度」「拝啓大統領殿」「陽気に行こう」と唄ってくれました。
 “京都にいたおかげでフォークソングをきちっとやれた。すごい人たちに出会った”とおっしゃっていました。同じ歌やフレーズを2回唄ったりもして、ハラハラしたり……(^_^;)
 二番手もおなじみ<ジュスカ・グランペール>のお二人。「あまだれ」「debut!」「めざめ」「今宵も空に月ふたつ」「Long Long Ago」「標」「Red Legend」の名演奏を堪能しました。
 続く川口真由美さんは、原発汚染水や辺野古の問題にも触れられ、「ケサラ」「Espina-棘-」を力強く歌い、「色のうた」を<ジュスカ・グランペール>との共演で聞かせてくれました。
 休憩の後、後半の目玉は松元ヒロさん。麻生大臣、岸田首相をやり玉に挙げ、斎藤幸平さんの『ゼロからの資本論』を取り上げ、いつもの「憲法くん」も披露してくれました。斎藤幸平さんは私も注目しています!
 トリは、鈴木幹夫さんを中心とした<ぽこ・あ・ぽこ>の五人。「私に人生と言えるものがあるなら」「ハナモモ」「ちむぐりさ」「レシートの裏の走り書き」「関東大震災、誰が」「ひとつぶの涙」と、笠木さん、雑花塾の志を受け継いで唄います。
 最後はコラボコーナーです。「ANSWER」「九条」を川口さん、<ジュスカ・グランペール>、松元ヒロさんらで歌い上げたあと、ともやさんを呼び込んで「街」をみんなで合唱。今年のコンサートも無事終演となりました。
 帰りにはお土産のクッキーが配られましたよ♪

(掲載: 24/4/24)

昼下がりコンサート 2023
■23.9.17 京都 円山公園野外音楽堂■

 3回目の今年も暑さ真っ盛りのコンサートになりました。
 宵々山の永六輔さんのごとく、兼松豊さんのおしゃべりが開演時刻を待つ間楽しませてくれます。
 「N7で1曲だけ選べと言われたら?」「107ソングブックをカンオケに入れたいと思っている人がいる」「たづるさんと会った、元気だった」などと、いろいろ話が飛び回りました。
 14時の開演で、まずは恒例になった「私を待つ人がいる」を全員で盛大に演奏します。
 おなじみの顔に初出場も加わったアマチュアコーナーは、ナターシャ・ヘブン「青い海のお墓」、ほうぼうず「ホーボーズララバイ」、田中仁さん+中川俊幸さん「谷間の虹」、jalan jaran「疲れた靴」、あべっち「この想い」、第二技術室「日高の山」、近周“こぼ”さん「見知らぬ世界」、N2ユニット「楽しい時は」、会津里花さん「海原」、フォークグラス「ふるさとの風」。
 続いて坂庭寛悟バンドが「涙色の星」「Gold Watch and Chain」「青春の歌」「この想い」「花嫁」で中盤の山場を見せてくれました。
 ここで、今回出演予定でしたが体調不良で欠席された茶木みやこさんからの電話をマイクで会場に流されました。昨年に続いての参加ということで私も楽しみにしていたので、とても残念でした。
 続いて円山は約50年ぶりという、「ナターシャの原点のような」田口正和さんが登場です。「野茨と鳩」「川のほとり」を唄って下さいました。兼松さんは「夢のようです」と感激されていた様子でした。
 そしてさらに! スペシャルゲスト、きたやまおさむさんが登場!!
 実行委員会の山本さんから本コンサートの趣旨を聞いたり、ウラ事情・大人の事情をバラしたりしながら、歌はなく、笑い声もなく? 顔見世だけで去って行かれました。
 お客さんが一気にステージ直前に集まって撮影などに夢中になっていましたが、「写真は上げないように」との釘刺し。きたやまさんに関してこの点はもはや周知のマナーですね。
 いよいよクライマックスとなり、七人の会バンド「よそ者のブルース」「Over the Mountain」「いこまいか」「ランブリンボーイ」「三つの箱」「私に人生と言えるものがあるなら」で盛り上がりました。
 そしてラストはこれも恒例「ヘイヘイヘイ」を全員で演奏&シングアウト。
 昨年は、近くまで来ていながら間に合わなかったサプライズゲストもいたそうで、次回は宵々山並みの豪華出演者が揃うのでは!? という期待も高まりました。

円山野音の運営について
円山音楽堂の運営についての掲示がありました。読めるかなー

(掲載: 24/4/24)